伝書箱・大切なモノをつなぐ
たくさんの想い出を詰めることができる大きな桐箱
大切な人が旅立ったあと、
「これを一緒に納めてあげたかった」
「もっと早く知っていれば…」
——そんな後悔の声から、この箱は生まれました。
あるご高齢の男性が、奥様の遺品整理をしていた時のこと。
ひときわ大切そうにしまわれていた御朱印帳と
「これを御棺に入れてください」と書かれたメモを見つけたそうです。
奥様は生前、神社仏閣を巡るのが何よりの楽しみだったといいます。
もし、それを知っていたら。
お棺に納めてあげられたのに——。
その方の、「自分のときには、きちんと想いを伝えておきたい」という言葉から、“伝えるための箱”=伝書箱は誕生しました。
想い出を納める、静かな木の箱
伝書箱は、大切なモノと一緒に、想いも丁寧にしまえる大容量の桐箱です。
A4サイズのノートやアルバムもすっきり入る、余裕ある内寸。
印鑑や通帳、エンディングノート、思い出の手紙、写真、遺品——
「捨てられないモノ」「託したいモノ」すべてに、居場所をつくってくれます。
あえて仕切りを設けず、自由にレイアウトできる設計。
外からの湿気を防ぐ密閉構造と、手に触れるたびにやさしい桐のぬくもり。
蓋の焼き印や自然な木目の風合いが、唯一無二の“あなたの箱”になります。
外観内観
蓋は角それぞれは面取りして丸みを出し、蓋には少し縁を付けています。直方体のフォルムでも、柔らかな仕上がりとなっています。内面は、あえて仕切りを付けずに区切ってないので、中に入れるモノの形状や大きさを問わずに入れられるようにしています。
密閉性の高い作り
身(本体)内部に立ち上がりをつけ、蓋を引っ掛ける本印籠を採用した形状。密閉性が高く、湿度から中身を守ります。
約9mm程の厚さがありますので、外径に比べ、内径は、約2cmほど小さくなります。
ディテール
蓋の表面には、博國屋の焼き印を付けております。全て手作業なので、濃淡がありますが、風合いとしてご理解ください。
桐の木目も1点1点違いがあり、木目の太さ、濃さが天然素材ならではの風合いとなっています。
例えばこのようなものを
誰のために、何を入れたらいいのか?大きく3つのカテゴリで考えると整理しやすくなります。ぜひご参考になればと思います。
誰のため?
■自身のため、生前整理
自分に万が一のことがあった時のために、残された方が困らないように
■夫(妻)が妻(夫)のために
死後もお互いを想いあえるように、安心できるように
■亡くなった故人のため
想い出を整理し、これからも大切にするために
何を入れたらいいの?
■亡くなった後に必要となるモノ
印鑑・通帳若しくは口座メモ・葬儀の希望の有無を伝えるメモ・保険証券等若しくは加入している保険のメモ・携帯など各々のパスワード等がわかるメモ・エンディングノート・マイナンバーカード・財産権利(車、バイク)等に関するメモ・遺影
■お棺に入れて欲しいモノ
写真・手紙・御朱印帳・好きなお花・食べ物・衣服・日記・その他
■残したい遺品、渡したいモノ
手紙・コレクション・時計・万年筆・写真・貴金属・手元供養品・自身(故人)を感じられるモノ
容量
内径は縦37cm、横22.5cmと十分な大きさがあります。iphoneXRで縦に2.5台、横に約3台ほど置ける面積です。またA4サイズ(縦29.7cm横21cm)のノートやアルバムなども寝かして置いても余裕のある作りとなっています。
同封物
博國屋オリジナルのしおりと、「伝書箱に何を納めるのか?」の博國屋にご相談頂いた方の意見を参考にした具体例を記したメモも同封させて頂いております。自身が書き込むことができるオリジナルメモ紙も入っています。
サイズスペック
最大幅 |
39cm(内寸37cm)×24.5cm(22.5cm) |
高さ |
14.7cm(本体11.8cm) |
付属品 |
しおり、伝書紙1枚、参考例3枚 |
桐箱は、立方体だったり、薄い形のものが多くあります。その場合入れられるものが限られていたりして、あまりたくさんのものを入れることができません。
この桐箱は、自分や、故人の想い出をできるだけたくさん詰め込むことができるように、あえて仕切りを設けず大容量の設計にしています。終活として、故人の遺品整理としてお使い頂けます。