手元供養をしたいのですが、子供たちに迷惑が掛からないか心配です。
生前に相談し、お骨の行き先を決めておけば、問題なく行うことができます。特別な申請はしなくてもできる方法がありますが、それにはやはり知っておくことがございます。
例えば自分、若しくは夫(妻)が亡くなれば手元供養したいと思っているが、いずれ自身も死んだ時に、手元供養の中にあるお骨の扱いに子供たちが困るのではないかと心配しています。
この困るというのは、お骨をどうしたらいいのだろう?という問題だと思います。手元供養を知らない人からすると手元供養品を見てもご遺骨が入っているとは思いません。なのでお骨が入ったまま手元供養品を処分してしまうと、また別の問題が起こります。遺骨を遺棄する法律違反になります。
なので手元供養の中にお骨が入っていて、自分が死んだ後は、このようにしてくれと、子供にちゃんと相談しておきましょう。このようにとは、手元供養の中に入っている遺骨を、自分と一緒にお棺の中に入れて燃やしてほしい。博國屋の手元供養に入れたお骨は正絹製の納骨袋に入っていたり、天然素材で燃やすことができる手元供養品だったりするので、お棺に入れて貰うことができます。このように残された人の負担にならないように考えられています。
お棺に入れずに、一緒にお墓に入れる場合は分骨証明書というのがいるので事前に取得しておけば、問題なくお墓に入れることができます。
「母がしていた父の手元供養はどうすればいい?|最期まで安心の手元供養」もご参照頂ければと思います。
手元供養をして起こりうるトラブル(親族編)
手元供養をする時に起こりうるトラブルのひとつ、親族編を下記に紹介します。
親族間のトラブル
日本人の平均寿命が伸びたといっても、悲しいかな、いずれ死が訪れます。そして人が亡くなるとお墓に入るというと、ほとんどが納得するのではないでしょうか?今では樹木葬や散骨など広まってきており、選択肢は増えましたが、手元供養にすると言ったら、まだすべての人が納得するわけでなく、疑問に思うかもしれませんし、そもそも「手元供養って何?」と言われるかもしれません。手元供養は徐々に増えてきていますが、まだまだ認知度が高いとはいえません。(参考:手元供養の需要は本当に増えているのか?)
親族間で、形式や体面に重きをおいている方がいる場合、お墓以外の選択肢に反対される場合がございます。誰のための供養なのか、一番近い家族の気持ち関係なしに、反対する人もいらっしゃいます。お墓は先祖代々で引き継ぐものだとか、お墓に入れないなんて、バチあたり、先祖をないがしろにしているなどと思う人もいるかもしれません。しかし実際、手元供養をする方の中には、お墓を建てても、その後の維持やお墓参りのことを思うと十分にできないゆえ、手元供養で、心からの供養をしたい人もいらっしゃいます。故人を大切にするつもりがあっての、手元供養、自宅供養なのに、それを反対されるのは納得できないところもあると思います。親族との体裁を保つために、我慢も必要かもしれませんが、このようなトラブルが起こらないよう、事前に説明して皆が納得できる供養ができればと願います。
手元供養をして起こりうるトラブル(分骨編)
手元供養をする時に起こりうるトラブルのひとつ、「分骨してから納骨時」を下記に紹介します。
分骨におけるトラブル
手元供養に納める場合、一部を手元供養に残りをお墓や樹木葬に分骨して納める場合。分骨して、しばらくは手元供養をしているので問題はないのですが、自分が亡くなる時、その手元供養に納めたお骨はどうなるの?と疑問に思うと思います。。お墓に遺骨を納める場合、「埋葬許可証」が必要となりますが、分骨した時に、一部のお骨をお墓に入れていた場合、墓地管理者に「埋葬許可証」を提出しています。その後、手元供養にしたお骨をお墓に入れる時にも、また埋葬許可証が必要となります。しかし、すでに埋葬許可証は提出しているため、その手元供養に入れているお骨は誰の骨なのか、手元供養を行った本人しかわからないので、お墓に入れることは叶いません。同じ故人のご遺骨ですが、それを証明するものが無いからです。では分骨したお骨は、ずっと離れ離れなのか?ですが、分骨証明書というのがございます。分骨したお骨をどこかに納骨する際に必要な書類です。お寺や管理事務所などお墓の管理をしているところで発行できると思います。火葬場でもらう場合は、火葬時に分骨すると伝えていたら「火葬証明書(分骨用)」という形になります。
間違えやすいのでは、「分骨証明書」は分骨するために必要なものではなく、分骨したお骨をどこかに納骨する時に必要なものになります。なので単純に手元供養するだけなら、不必要な書類となります。
手元供養するなら骨は絶対に粉骨しなければならない?!
手元供養をする上で必ず必要ではありません。
手元供養品は、ミニ骨壷や、納骨ペンダントが多くあるので、粉骨しないと入らないと思われますが、粉骨を必ずしなければならないという決まりはありません。粉骨を必ず必要とするのは散骨になります。散骨は、お骨を、骨とわからないぐらい細かくする必要があり、1カケラ2mm程度と言われています。そのため、粉骨しなければなりません。
手元供養で粉骨をする場合は、お骨をより多く入れたい、若しくは手元供養品に納骨しやすくなるです。
粉骨することにより、体積が1/4〜1/5になると言われており、より多くの量を入れることができます。普通の骨壷より小さいミニ骨壷、心情としては多くのお骨を入れ近くに置いておきたい気持ちがあると思います。
また粉骨すると、2mm以下の細かい粉末状になります。納骨ペンダント等は、ペンダントトップに納骨しますので、納骨するための入り口はかなり小さい穴となります。そのため粉末状のほうが納骨しやすくなっています。手元供養をする上で、必ずする必要はありませんが、上記のように粉骨するメリットはあります。弊社も手元供養品と合わせて粉骨の相談頂くこともあります。散骨するつもりはなかったが、やはり散骨もしたいということもないとは限りませんので、粉骨を先にしておくというのも選択肢のひとつです。
手元供養する時に、分骨証明書は必ず必要ですか?
手元供養をするためには、必須の書類ではありません。ただし、手元供養の中の遺骨を、お墓等に納骨するのであれば必要となります。
手元供養は、故人を大事に偲ぶ気持ちがあればできる供養方法です。特別な決まりごとはありません。しかし手元供養を調べると「分骨」というキーワードも目にすると思います。分骨は文字通り、骨を分けるということですが、日常的に行われることではないので、いまいちルールも分かりません。よくある質問で「手元供養で分骨するなんてバチあたり?」と聞かれることもあります。その他に、「分骨証明書」という言葉も目にするかもしれません。ルールもわからない中、この言葉を聞くと、手元供養には証明書がいるんだ、取得するのに時間が掛かるのか?面倒くさいなと思ってしまうかもしれません。しかし、手元供養するだけでしたら、「分骨証明書」はいりません。
では分骨証明書は、何のためにいるのでしょうか?これは、また別の記事でも詳しく紹介しますが、分骨したお骨を、お墓や納骨堂などに納骨する時に必要なものとなります。分骨したお骨の証明がなければ、お墓に入れることができませんので、それ用の証明書となります。手元供養をする前に用意しなくても、お墓に納骨してしまっていたら、お墓を管理している、お寺や事務所に発行をお願いできます。
手元供養するのに分骨しすぎるとよくないですか?
分骨を、例えば、お墓と手元供養品に分けるだけでなく、兄弟姉妹に分けるなど、数箇所に分骨されてもまったく問題はありません。
手元供養は、2ヶ所に分骨、○ヶ所以上は駄目といった決まりはありません。「手元供養で分骨するなんてバチあたり?」の質問でもありましたが、お釈迦様のお骨は世界中に分骨されています。
供養の気持ち、故人を偲ぶ気持ちがあり、ご家族で分骨されるのであれば、問題ありませんし、その方が故人様にも喜んで頂けるかもしれません。ただ、やたらめったらに分骨するのはおすすめしません。できるのであれば、生前の間に合意をもって分骨する話をしておきましょう。
手元供養品に入れる御遺骨は、量、骨の部位によって価値が変わるものではありません。分骨の際にトラブルにならないよう、最低限の知識をもっておきましょう。
参考:「手元供養品には喉仏を入れた方がいい?」
分骨することは、よくあることではありませんが、昨今海洋散骨などが増えてきており、分骨もそれに比例して増えております。その時、「分骨証明書」という言葉を聞くかもしれません。名前からすると、分骨する時、または分骨を行った時に必要な書類に思われるかもしれませんが、手元供養品に分骨する時は必要のないものです。これは「分骨したお骨をお墓や納骨堂などに納骨する」時に必要なものです。
手元供養品は生前に準備するべきもの?!
絶対に準備しなければならないわけではありませんが、年々準備する方が増えてきております。これは、ご自身の終活の一つとしても、安心が得られるということがあります。
手元供養は、残された人のためにと考えられますが、千差万別、十人十色の事情があり、手元供養が行われます。例えば、「嫁ぎ先で、知らないご先祖と一緒のお墓には入りたくない」、「冷たいお墓の中は嫌だ」、「家族と側にいたい」、「遠くまでお墓参りに来てもらうのは忍びないので自宅で供養できる方法を探していた」。そういった事情から残された人が困らないように事前に準備する方が増えています。「私が死んだら、骨はここに入れてね」と遺言として伝えておけば間違いないでしょう。もちろん残された方の人の同意を得ておきましょう。
ブームとなったエンディングノートでは、私の死後はこうしてほしいと意思を伝えておけば、残された家族にとっても、故人の意思を尊重でき、一番良い弔い方になるのではないでしょうか。
実際、「私が死んだら・・・」という話は、家族間とはいえ話しづらいものです、健康に不安があるならなおさらです。ですのでできたら、元気な内に準備しておくか、情報を共有しておくのが良いと思います。
手元供養品を注文したいが、家にいる日が少なく受け取れるか心配です。
一部商品を除き、手元供養品の発送は日本郵便のゆうパックでの発送となります。日付指定のほか、お届けの到着時間を指定することができます。ご注文時に希望の日時を選択、またご記載ください。
博國屋でご注文頂いた商品の発送はゆうパックで行っています。また、納骨お守りの「いのちのどんぐり」シリーズと、納骨ペンダントの「小町」を単品でご注文の場合は、定形外郵便で発送となります。すべてのご注文で送料無料を実現するために、このように発送方法をいくつかに分けさせて頂いております。ご了承くださいませ。
ゆうパックの発送の場合、到着時間帯を指定することができます。午前中(8時〜12時)と午後からは2時間ごとの枠で指定可能となっております。日付の指定は、セミオーダー品もあり指定できない商品がありますので、ご注文時に備考欄に希望日をご記載ください。
定形外郵便の発送の場合、ポスト投函で配達が完了となりますので、日付、時間帯の指定ができません。また代金引換もできないためご注意ください。
WEBショップが年々と増えてきており、再配達の問題など、配送業者の負担が増えてきております、ご注文の際は、なるべく受け取れる日時をご指定のうえ、ご注文いただければと思います。何卒ご協力お願い致します。
手元供養を急ぎでしたいが、文字入れもしたいですが間に合いますか?
文字入れ等のセミオーダー品は、制作期間は2週間としております。しかし、お骨を入れるのは、納骨袋に納骨しますので、セミオーダー品の場合は、納骨袋を先にお送りすることもできます。通常の商品でしたら2営業日以内に出荷となりますので、お急ぎの場合でもご対応できます。
手元供養は生前準備する方もいらっしゃいますが、多くは、亡くなった方が、お墓に入る前や、散骨する前など、亡くなってから納骨までの短い期間で選ぶ人もいます。そのため、納骨する前に、分骨しておきたいと思ったときには、納骨時期が、近々に迫っている場合があります。
「手元供養したいけれども、来週の納骨までに間に合わせたいが大丈夫?」のような急ぎのご要望がございます。在庫がある商品などは、問題ないですが、博國屋の手元供養品の中には文字焼付などセミオーダー品がございます。
文字の焼付には2週間程の制作期間がありますでの近々の納骨までにはお届けすることはできませんが、実際お骨を入れるのは、付属品である、納骨袋にとなっていますので、その納骨袋のみを先にお届けすることができます。お地蔵様や追憶など、ミニ骨壷の八角が付属する場合は、納骨袋とミニ骨壷を先に送らせてもらいます。
お急ぎの場合は、ぜひご相談くださいませ。
手元供養する時に骨壷って勝手に開けない方がいい?
骨壷を開けるのに、特別な資格や、僧侶でなければいけないなど資格や条件等はございません。大切なご家族の御遺骨なら、家族の誰でも開けて大丈夫です。他人でも大丈夫ですが、心情的には親しい人のほうが良いと思います。
手元供養は故人の証でもあるお骨を対象に供養する方法ですから、手元供養を行う際に、必ずしなければならないのは、骨壷から焼骨を取り出し、手元供養品に移すということです。
骨壷を開ける行為は、バチあたり、不誠実なものと思われるかもしれませんが、そういったことはありません。大切な故人とはいえ、お骨になった姿を見るのは辛いと思います。しかし、お骨というのは故人が生きた証となります。そのため、骨壷の取り扱いや、フタを開ける等は、一番親しい方がやってあげるのが一番いいと思います。
骨壷から、手元供養品に移す時に「手で移すのか?」「お箸で移すのか?」と聞かれることがありますが、これもどちらでも結構です。ただ火葬されたお骨というのは非常に脆くなっているので、お箸だと力加減が難しいかもしれません。また1000℃以上の高温で焼かれたお骨は、衛生上問題はありませんが、永く納骨堂やお墓の下に納骨されていた場合は、カビなどが発生している場合がございます。
手元供養をする人ってお墓は作らないの?
手元供養するからと言ってお墓がないとは限りません。お墓はあるけど自宅で個人を供養したい。お墓が遠方にあるから、いつでも偲ぶことができるよう身につけておきたいなど、色々な方が手元供養をされています。
手元供養は「小さなお墓」「小さな仏壇」とも言われるので、手元供養品を購入すると、お墓や仏壇はいらないと思う方もいらっしゃいます。しかし、実際は、お墓はあるが手元供養もするという方が増えてきています。
お墓にお骨を入れるのが寂しい、故人と離れたくないなどの理由から、自宅で故人を偲びたい。普段の生活でも一緒にいられるようペンダントタイプの手元供養品を肌身離さず身につけておきたいと願う方がいらっしゃいます。
また実家のお墓が遠方で、頻繁に訪れることができない、年齢を重ねていくと、お墓参りすることが難しくなったなど、行きたくても行けない方が手元供養で故人を供養する場合もあります。
このようにお墓をもっていても、手元供養をする方もいらっしゃいますし、特別な決まりがあるわけではありません。ただお墓は作らないから手元供養だけでいいやという方は注意が必要です。
手元供養品に入るお骨の量は、そんなに多くはありません。そのため手元供養をする場合、手元供養品に入れたお骨とその残りのお骨の行き先を考えなければなりません。
というわけで、手元供養をする人はお墓を作らないのではなく、お墓を持っている人や、お骨の行き先を考えて、手元供養をされています。
手元供養をする人がいなくなったらどうなるの?
残された人のことを考え、手元供養したお骨を自身と同じ棺に入れることができる安心な方法となっています。
手元供養品は故人のために行う供養方法です。ですが、手元供養をする自分自身もいずれは、死んでお骨になる時がきます。その場合、手元供養をしていたご自身が亡くなると、手元供養の中のお骨はどうなるのでしょうか?
知らない人にとっては、誰のお骨かわからないモノは、正直、不気味かもしれませんし、簡単に処分することもできず、迷惑を掛けることになります。
そもそも、手元供養は先祖代々という継承しない、お墓の代わりにもなるもので、後々の負担を掛けるということは、本末転倒です。また手元供養を知らない人からすると、手元供養品はたんなるオブジェだったり、ペンダントトップだったりするので、知らず知らず処分されるかもしれません。
大切な故人を知らないとはいえ、そのような扱いをされるのは意に反することでしょう。
なので博國屋の手元供養品は、残された人に迷惑を掛けず、負担を掛けないよう設計しています。正絹製の納骨袋にお骨を入れていますので、手元供養をしていたご自身が亡くなると、その納骨袋を自身が火葬される時棺に入れてもらうことができます。そのため「最期の時まで一緒に」を叶えてくれます。また納骨袋に入れないタイプでも、ペンダントに直接納骨するタイプでは、ペンダントトップが天然素材のため、一緒にお棺に入れてもらえます。
そのように、手元供養品は自己完結でき、後に残さない安心を考え作られています。
手元供養で分骨するなんてバチあたり?
法律上なんら問題ありません。
手元供養は分骨することが多いのですが、分骨することは、離れ離れになるイメージから、皆様「分骨すると成仏できない」と迷信が気になるようです。一番大事なのは供養したいと思う心と、知り合いの住職は申されました。実は、 あの仏教の開祖であるお釈迦様の御遺骨は分骨されています・・・(手元供養は宗教には関係ないのですが)そのお釈迦様のお骨(仏舎利)は、日本中ではなく、世界中に分骨されています。最初は信者によって八等分されたようですが、その二〇〇年後には、さらに細かくして八万四千の仏塔を建てて祀ったらしいです。もし分骨がバチあたりというなら、仏教の信者はことごとくバチが当たっているはずです。
「仏教なんて関係ない」は気持ちの面でも良しとしないかもしれません。しかしお骨を火葬場で焼いたあと、拾骨する際、西日本の多くでは五体の一部づつしか骨上げをしません。実はこの時点で分骨になっているのです。
それでも、やはり分骨するには抵抗があると思う方はいると思います。手元供養で一番大事なので故人を想う気持ちです。なので少しでも不安な気持ちを持ちながら手元供養をするより、相談して悩みを解決し、心からの供養ができればと思います。
遺骨がこぼれてしまったり、破損の心配はありませんか?
安心、安全にお使い頂けるよう、素材からこだわっています。丈夫で割れない、水をいれてもこぼれない骨壷がございます。
手元供養品は、自宅供養とも言われ、家で安置できるようにオブジェタイプのものがございます。インテリアのように飾るのですが、掃除や、模様替えで場所を移動することもあると思います。そんな時、不注意で、壊してしまうかもしれません。オブジェが壊れて、さらに中のお骨もこぼれてしまうとなると後悔してもしきれません。博國屋の手元供養で金属の骨壷に納めるタイプは、地震などで倒れて骨壷が割れてしまったという、お客様の声を元に制作されています。そのため、丈夫で、こぼれないという安心を設計しました。金属製なので、ちょっとやそっとの衝撃では割れません。そしてフタ付きなのですが、そのフタは水を入れてもこぼれない精度で作られています。お骨自体も柔らかな正絹製の納骨袋で守られています。携帯タイプなどは、納骨したあと、密閉するように、ボンドで接着するのでこぼれる心配はございません。ペンダントは特性上露出をしていますが、通常のペンダントで考えるとそうそう、大きな衝撃があるものではございません。問題は納骨する口から溢れる心配ですが、こちらもボンドで口を塞ぎ密閉しますので、その心配もございません。
陶器製オブジェタイプは、外側はどうしても落下や衝撃により破損する可能性はございますがお骨は骨壷によって守られます。
手元供養品には喉仏を入れた方がいい?
決まりはありません。どこのお骨でも故人の生きた証となります。
喉仏は入れなくていいの?と聞かれることもありますが、あまり気になされなくても良いと思います。火葬されたお骨は大変脆くなっていますので、のど仏と言われる、第2頚椎の骨は火葬後に崩れてしまうこともよくあります。そんな中でも残っていると、有り難く思ってしまいますが、よっぽど衝撃を吸収する素材でないと、骨壷に入れる際に崩れてしまいます。そうなると骨壷の取扱から慎重にならざるを得ず、心労が絶えません。お骨全てが故人を表すものなので、どの部分でも大事にし、手元供養品にお納めください。粉骨してお骨を入れるとなると、もはやどこのお骨からわからなくなりますし、綺麗に残ったのど仏は、成人男性にもなると5cmを超えることもあります。内径が5cmだと手元供養品ではかなりの大きさとなるので、探すのも難しくなります。
ペットの場合も、例えば犬の場合、歯が形として残る場合があります、その場合でも少し触ると崩れてきたと聞きます。しかし歯であったことは間違いないのでその周りを多く納めるなど、気持ちの面を含めて、納める場所を選ぶのは良いと思います。より故人、大切なモノを感じるのであれば、少しこだわるのも手元供養に必要かもしれません。
手元供養品にはどれだけの骨が入るの?
手元供養品によって様々ですが、ペンダントタイプが少量で、ミニ骨壷のタイプがより多くのお骨を入れることができます。
火葬後に拾骨するための骨壷は、6寸から7寸という大きさになります。1寸は約3.03cmほど。6寸の骨壷というのは、直径が約18.2cmの円柱タイプの容器になります。西日本と東日本でお骨を拾骨する文化が違うので大きさに差がありますが、大雑把に西日本は部分拾骨、東日本は全骨拾骨と言われています。
手元供養品に、全てのお骨を納めるともはや、手元供養ではなく、ただ骨壷を自宅で安置していることになります。手元供養品は自宅で省スペースで、また携帯していつも一緒に、分骨もしやすいのが特徴です。そのため、納められるお骨の量も少量となっており、思ったより少なく感じるかもしれません。より多くの量を納めるためには、粉骨という方法があります。文字通りお骨を粉状にするのですが、粉骨することにより体積は1/4〜1/5になると言われています。
博國屋の商品では、ミニ骨壷の「なごみ」が一番容量が大きく、付属の納骨袋に納めるのですが、約70ccのお骨の量を納めることができます。70ccと言ってもわかりにくいかもしれませんので、お米を50g分計ってみてください。そのぐらいの量が目安です。ペンダントタイプも手元供養品では人気ですが、こちらになると1g未満となっており、お米で数粒ほどになります。
遺骨を自宅に置いたら問題?!
まったく問題ありません。
遺骨の扱いに関する法律「墓地、埋葬等に関する法律」からも全く問題はありません。ご安心下さい。お客様の中では、1年以上自宅で安置されていた方もいらっしゃいました。離れ離れになりたくないから寂しさからこのように自宅に安置することは問題ありません。その後、心の整理が付いて、お墓に納骨するなどいろいろな選択肢が出てくるかもしれません。そんな時一部を分骨して、自宅に少量でも残せいて置くことも問題ありません。骨壷の絶対的な定義はありませんので、普通の骨壷の中のお骨をオブジェに納めるだけのこととお考えください。
自宅でも仏壇に置かなければならないというルールもありませんので、家族が一緒に過ごせるリビングに置かれる方が多いようです。ひとつ注意する点でいえば、骨壷の中のカビです。お墓に納骨された後の骨壷を見る機会というのは、そうそうあることではないですが、骨壷の中に水が溜まっていることがあります。骨壷は陶器でできているので、水が逃げにくく、湿気がある場所で保管すると、徐々に水が貯まり、カビの発生の原因となります。そのため、手元供養品に納骨するときでも、乾燥剤を入れるか、湿気が少ない場所に安置することを推奨しています。