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  • 一点もの『ふたり』を追加いたしました

    一点もの『ふたり』を追加いたしました

    手元供養ペンダント「ふたり」は、すべて一点ものとしてお届けしています。

    先日、SNSで金継ぎパーツと納骨部分を接続する作業をご紹介しました。

    このたび、その作業を終えた「ふたり」が完成し、新たに数点を追加いたしました。

    「ふたり」の中心にあるのは、金継ぎの意匠です。

    欠けやひびをつなぎ直し、その痕跡を隠すのではなく、かたちとして残す――

    金継ぎには、過ごしてきた時間や記憶を受け止め、つないでいくという意味が込められています。

    この金継ぎは、金継ぎアクセサリー「香凛」さんとのコラボレーションにより、ひとつひとつ丁寧に製作されています。

    それぞれのペンダントにあしらわれた金継ぎの表情は、ひとつとして同じものはありません。

    金の入り方や欠片の形、色合いなど、それぞれに異なる佇まいを持っています。

    その違いもまた、一点ものならではの魅力です。

    また、白をベースとした欠片に虹色の欠片をあしらった金継ぎに、やわらかな風合いの拭き漆を施したバージョンも引き続きご用意しております。

    仕上げの違いとあわせて、金継ぎによって生まれる一つひとつの表情も、ぜひご覧ください。

    現在ご用意している「ふたり」は、当ECサイトYahoo!ショッピングにてご覧いただけます。

    それぞれの中から、ご自身にしっくりとくるひと品を見つけていただけましたら幸いです。

    同じ「ふたり」は、ふたつとない。

    大切な人とのつながりを、いつも身近に。

  • 京都の夏の夜、五山の送り火を見つめて

    京都の夏の夜、五山の送り火を見つめて

    8月16日、京都では「五山の送り火」が行われました。

    お盆の最後の夜、山々に火を灯して、ご先祖様の霊をお送りする京都の伝統行事です。

    今年も京都の街に暮れる夕暮れの中、「大」の字に火が灯されるのを見に行きました。

    少しずつ浮かび上がる「大」の字

    暗くなった山に、ひとつ、またひとつと火が灯されていきます。

    最初は小さな明かりだったものが、少しずつつながり、「大」の字の形が見えてきます。

    普段は街並みの向こうに見えている山も、この夜だけは火に照らされ、いつもとは違った表情を見せます。

    そして、すべての火が灯ると、夜空に大きな「大」の字が浮かび上がりました。

    毎年繰り返されている風景ですが、こうして実際に眺めていると、やはり特別なものを感じます。

    お盆の終わりに、大切な人を想う

    五山の送り火は、お盆に帰ってきたご先祖様をお送りする行事として、長く京都の人々に受け継がれてきました。

    お盆の間、大切な人のことを思い出したり、家族で思い出を語ったり。

    そして最後に、送り火を見ながら「また来年」と見送る。

    そんな時間が、京都の夏にはあります。

    手元供養も、形は違いますが、大切な人を想いながら日々を過ごしていくための供養のひとつです。

    いつもそばに置いておくことで、ふとした瞬間に故人を思い出したり、心の中で語りかけたり。

    「忘れない」という気持ちは、特別な日だけにあるものではなく、日々の暮らしの中にあるものなのだと思います。

    五山の送り火が静かに消えていくと、京都の夏も少しずつ終わりへ向かっていきます。

    今年のお盆も、たくさんの方が大切な人に思いを馳せる時間を過ごされたことと思います。

    博國屋も、手元供養を通して、大切な人を身近に感じながら暮らしていくためのお手伝いをしてまいります。

  • 京都・六道珍皇寺の「六道まいり」へ

    京都・六道珍皇寺の「六道まいり」へ

    先日、京都市東山区にある六道珍皇寺の「六道まいり」へ行ってきました。

    京都では、お盆を迎える前の8月7日から10日にかけて、ご先祖様の精霊をお迎えする「六道まいり」が行われます。

    六道珍皇寺のある六道の辻は、古くからこの世とあの世の境と考えられてきた場所です。

    お盆には、ご先祖様の精霊がこの場所を通って帰ってくると伝えられ、多くの方がお参りに訪れます。


    お盆を迎えるための、京都の風習

    六道まいりでは、迎え鐘をついたり、高野槙を用意したりしながら、ご先祖様の精霊をお迎えします。

    ※鐘を突く音が流れます。

    観光で訪れる京都とは少し違う、暮らしの中に受け継がれてきた風習。

    境内には、多くの方が訪れ、それぞれに大切な人を想いながらお参りをされていました。

    こうした京都ならではの季節の営みに触れると、いよいよお盆が近づいてきたことを感じます。


    それぞれの形で迎えるお盆

    お盆の過ごし方や供養の形は、ご家庭によってさまざまです。

    お墓参りをする方。
    ご自宅で仏壇に手を合わせる方。
    手元供養品の前で、ゆっくりと大切な人を想う方。

    故人の好きだったものをお供えしたり、家族で思い出話をしたりすることもあるでしょう。

    決まった形だけがあるわけではありません。

    それぞれのご家庭で、それぞれの想いを持って大切な人を迎える。

    そんな時間が、お盆なのかもしれません。


    京都で、お盆を迎える

    博國屋も京都で手元供養品をお作りしています。

    京都には、季節ごとにさまざまな行事や風習があり、日々の暮らしの中で昔からの文化に触れる機会があります。

    今回の六道まいりも、その一つです。

    手元供養という形で大切な人を身近に感じることと、京都に受け継がれてきたお盆の風習。

    形は違っても、大切な人を想う気持ちは、今も昔も変わらないのかもしれません。

    いよいよお盆です。

    皆さまにとって、大切な人を想う穏やかな時間になりますように。


    博國屋は、京都から手元供養品をお届けしております。

    大切な方をいつも身近に感じられるよう、それぞれの暮らしに寄り添う手元供養の形をご提案しています。

  • お盆の手元供養、お供えはどうする?

    お盆の手元供養、お供えはどうする?

    「手元供養品を飾っているけれど、お盆には何かお供えをした方がいいの?」
    そんなお悩みをお持ちの方もいると思います。

    結論から言うと、手元供養品にもお供えをして問題ありません。

    お盆は、ご先祖様や故人の霊をお迎えし、感謝の気持ちを伝える大切な時期です。
    仏壇やお墓だけでなく、ご自宅で手元供養をされている方も、故人を想いながらお供えをすることで、穏やかな時間を過ごすことができます。


    手元供養のお供えに決まりはある?

    手元供養には、「必ずこれを供えなければならない」という決まりはありません。

    宗派や地域によってお盆の風習には違いがありますが、手元供養では形式よりも故人を偲ぶ気持ちを大切にされる方が多くいらっしゃいます。

    そのため、

    • 故人が好きだったお菓子
    • コーヒーやお茶、お酒
    • 季節の果物
    • お花
    • お線香やろうそく

    などをお供えされる方が多いようです。

    「これで合っているのかな」と心配するよりも、「喜んでもらえたらいいな」という気持ちで選ぶことが何より大切です。


    故人が好きだったものをお供えするのがおすすめ

    お供えで迷ったときは、故人が生前好きだったものを選ぶのがおすすめです。

    例えば、

    • 甘いものが好きだった方なら和菓子やケーキ
    • コーヒー好きだった方ならお気に入りの一杯
    • 晩酌が日課だった方ならお酒
    • 故人が好んで吸っていた煙草
    • 季節の果物が好きだった方なら旬の果物

    「これ、好きだったよね。」
    そんな思い出を家族で話しながらお供えをする時間も、お盆ならではの供養のひとつではないでしょうか。


    お供えは毎日新しくしないといけない?

    「毎日取り替えないと失礼では?」と心配される方もいらっしゃいます。

    もちろん毎日新しいものをお供えできれば理想ですが、必ずしもそうする必要はありません。

    特に食品は傷みやすい季節ですので、無理をせず衛生面に配慮しながら取り替えることが大切です。

    お花も枯れてしまう前に交換し、お供えした食べ物は頃合いを見て下げ、ご家族でいただくことも一般的です。


    手元供養品の周りを少しだけお盆仕様に

    お盆だからといって、大掛かりな飾り付けをする必要はありません。

    例えば、

    • 季節のお花を一輪添える
    • 小さなお菓子をお供えする
    • お線香を一本あげる
    • 家族で手を合わせる時間をつくる

    それだけでも、故人を身近に感じる穏やかな空間になります。

    リビングや寝室など、普段過ごす場所に手元供養品を置いている方も多く、お盆だからこそ日常の中で自然に故人を偲ぶことができます。


    まとめ

    手元供養のお供えに、厳密な決まりはありません。

    大切なのは、「何を供えるか」よりも「どんな気持ちで故人を想うか」です。

    故人が好きだった食べ物や飲み物、お花などをお供えし、家族で思い出を語り合う時間も、かけがえのない供養になります。

    お盆だからこそ、手元供養品の前でゆっくり手を合わせ、大切な人との思い出に心を向ける時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • 納骨ペンダント「ふたり」に新しいデザインが加わりました

    納骨ペンダント「ふたり」に新しいデザインが加わりました

    納骨ペンダント「ふたり」に、新しいデザインを追加しました。

    今回新たに加わったのは、陶器部分の金継ぎの配置を変更したデザインです。

    これまでのデザインとは異なる表情をお楽しみいただけるよう、一つひとつ丁寧に仕上げています。

    なお、これまでのデザインも引き続き販売しておりますので、お好みに合わせてお選びいただけます。

    博國屋では、お客様のお声やご感想も大切にしながら、より魅力あるものづくりを目指しています。

    皆さまは、どちらのデザインがお好みでしょうか。
    店頭やSNSでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

    納骨ペンダント「ふたり」 ― 金継ぎアクセサリー 香凛 × 博國屋

  • 一周忌の日も、「かぐや姫」と一緒に。

    一周忌の日も、「かぐや姫」と一緒に。

    昨年、手元供養品「かぐや姫」の納骨のお手伝いをさせていただいたお客様

    当時は、
    「来年の一周忌に樹木葬へ納骨する予定ですが、それまでは故郷への帰省や旅行にも、一緒に連れて行きたいんです。」
    と、お話しくださいました。

    そして昨日。

    大徳寺塔頭 正受院の樹木葬で、ご納骨の日を迎えられました。

    その日、お客様の胸元には、あの時お選びいただいた「かぐや姫」がありました。


    一周忌という大切な節目に

    これまでの日々をともに過ごし、そして今日も、大切な方を身近に感じながらお参りをされる姿を拝見し、私たちも胸が熱くなりました。

    手元供養品は、お墓へ納骨するまでの「仮の居場所」ではありません。

    日々の暮らしの中で寄り添い、
    旅行や帰省にも一緒に出かけ、
    そして、お墓へ納骨された後も、故人を身近に感じるためのお守りのような存在です。

    「かぐや姫」は、そんな想いから生まれた納骨お守りです。

    今日、この姿を見せていただき、改めて、この品が誰かの人生に寄り添えていることを実感しました。

    大切なお写真の掲載をご快諾いただき、本当にありがとうございました。

    これからも、心に穏やかな時間が流れますよう、お祈りしております。

    納骨お守りペンダント「かぐや姫」
    【色:八坂、烏丸、粟田口】
  • お盆までに手元供養品を準備するなら、いつ頃までに注文すればいい?

    お盆までに手元供養品を準備するなら、いつ頃までに注文すればいい?

    「納骨の日までに間に合わせたいのですが、いつ頃までに注文すればいいですか?」

    このような納期に関するご相談は、これまでにも多くいただいています。

    一方で、夏が近づくと、「お盆までに供養の場所を整えておきたい」と考えられる方も少なくありません。

    お盆は、ご先祖様や大切な方をお迎えする大切な時期です。

    「お盆までに手元供養品を準備するには、いつ頃までに注文すれば安心なのだろう?」

    今回は、その目安についてご紹介します。


    余裕を持ってご注文いただくのがおすすめです

    博國屋では、メッセージや写真の焼き付け作業は一つひとつ手仕事で製作しています。

    特定の時期だけ極端にご注文が集中するわけではありませんが、日々の製作を進めながらご注文いただいた商品を順番にお作りしています。

    そのため、お盆までにご用意されたい場合は、できるだけ余裕を持ってご注文いただくと安心です。


    できれば2〜3週間前までのご注文がおすすめです

    安心してお盆を迎えていただくためには、お盆の2〜3週間前までを目安にご注文いただくことをおすすめしています。

    もちろん商品によってはもっと早くお届けできる場合もありますが、余裕を持ってご注文いただくことで、

    • 商品選びをじっくり検討できる
    • 名入れ内容を落ち着いて確認できる
    • 万が一の配送遅延にも対応しやすい

    というメリットがあります。


    「まだ間に合いますか?」というご相談もお気軽に

    「今年のお盆に間に合うでしょうか?」

    というお問い合わせも毎年多くいただいています。

    商品によって納期は異なりますので、できる限り現在の状況を確認し、ご案内しております。

    お急ぎの場合でも、まずはお気軽にご相談ください。


    お盆は「供養を始めるきっかけ」にもなります

    手元供養は、「四十九日までに始めなければならない」といった決まりはありません。

    ご家族の気持ちが落ち着いたタイミングや、お盆・お彼岸・命日などをきっかけに始められる方も多くいらっしゃいます。

    お盆を迎える前に供養の場所を整えておくことで、ご家族がゆっくりと故人をお迎えできるというお声もいただいています。


    まとめ

    お盆前は毎年ご注文が増える時期です。

    安心してお盆を迎えていただくためにも、できれば2〜3週間ほど余裕を持ったご注文がおすすめです。

    もし納期が気になる商品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

    博國屋では、お一人おひとりのご事情に合わせて、できる限り丁寧にご案内させていただきます。

  • 手元供養の「その後」はどうなる?家族に負担を残さないためにできること

    手元供養の「その後」はどうなる?家族に負担を残さないためにできること

    手元供養は、故人を身近に感じながら、ご自宅で手を合わせることができる供養の形です。

    近年では、お墓への納骨だけでなく、樹木葬や海洋散骨と組み合わせるなど、一人ひとりの想いに合わせた供養を選ぶ方が増えています。

    その一方で、あまり話題になることがないのが、「手元供養のその後」です。

    「私が亡くなったら、この手元供養品はどうなるのだろう。」
    「子どもたちに負担をかけることはないだろうか。」

    終活を考える中で、このような疑問を持たれる方もいらっしゃいます。

    実は、少し準備をしておくだけで、ご家族が困ることなく、その想いを引き継ぐことができます。

    今回は、手元供養の「その後」についてご紹介します。


    まずは、ご家族へ伝えておくことが大切です

    手元供養品の中には、一見しただけではご遺骨が納められているとは分からないデザインのものもあります。

    そのため、ご家族が手元供養をしていることを知らなければ、「何が入っているのだろう」と戸惑ってしまうかもしれません。

    だからこそ、

    • この手元供養品には誰のお骨が納められているのか
    • 自分が亡くなった後は、どのようにしてほしいのか

    こうしたことをご家族へ伝えておくことが大切です。

    手元供養は、ご自身だけで完結するものではなく、ご家族にもその想いを知っていただくことで、より安心して続けることができます。

    納骨お守りペンダント「かぐや姫」

    「その後」の選択肢は一つではありません

    手元供養品は、ご自身が亡くなられた後も、必ず同じ形で残さなければならないわけではありません。

    例えば、

    • ご自身のお棺へ一緒に納めて火葬する
    • お墓へ納骨する
    • 樹木葬や海洋散骨などの供養方法を選ぶ

    など、さまざまな選択肢があります。

    どの方法を選ぶかに正解はありません。

    大切なのは、ご自身やご家族が納得できる形を、あらかじめ考えておくことです。

    納骨写真オブジェ・礎(いしずえ)

    一緒に火葬できる手元供養品という選択

    博國屋では、天然木を使用した手元供養品や、正絹製の納骨袋を採用した商品を多数ご用意しています。

    これらの商品は、持ち主の方が亡くなられた際、ご遺骨が納められたまま、お棺へ一緒に納めていただくことができます。

    「子どもたちに管理を任せるのではなく、自分の代で供養を完結させたい。」

    そのようなお考えから、このような商品を選ばれるお客様もいらっしゃいます。

    もちろん、ご家族へ受け継ぐことも、一緒に火葬することも、どちらも大切な選択肢の一つです。

    のど仏が納まるひのきの骨壷

    お墓へ納めることもできます

    「将来的には、お墓へ納骨したい。」

    そのようにお考えの場合は、事前に分骨証明書を取得しておくことで、お墓への納骨もスムーズに行うことができます。

    手元供養とお墓は、どちらか一方を選ぶものではありません。

    今は手元供養を続け、将来、ご家族と相談しながら納骨の方法を決めるという方も多くいらっしゃいます。

    ※分骨証明書については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。


    「その時」ではなく、「今」考えておく安心

    手元供養は、故人を身近に感じながら過ごすための大切な供養です。

    だからこそ、ご自身が亡くなられた後のことまで少しだけ考えておくことで、ご家族も安心してその想いを受け継ぐことができます。

    「この中には大切な人のお骨が納められていること。」
    「その後は、こうしてほしいという希望があること。」

    その想いをあらかじめ伝えておくことは、ご家族への思いやりにもつながります。

    博國屋では、手元供養を「今」だけでなく、「その先」まで安心して続けられる供養の形としてご提案しています。

    詳しくは、FAQ「手元供養をしたいのですが、子供たちに迷惑が掛からないか心配です。」や、「母がしていた父の手元供養はどうすればいい?|最期まで安心の手元供養」もあわせてご覧ください。

  • 祇園祭で感じる、京都に息づく祈りのかたち

    祇園祭で感じる、京都に息づく祈りのかたち

    祇園祭が近づくと感じる、京都の夏

    7月になると、京都の街は少しずつ祇園祭の雰囲気に包まれていきます。

    仕事の合間にも、あちらこちらで鉾が建ち始め、提灯が飾られ、普段とは少し違う夏の空気を感じます。

    先日、仕事終わりに少しだけ宵々山の様子を見に行ってきました。

    提灯の灯りに照らされた鉾はやはり美しく、多くの方が足を止めて眺めていました。

    実は私は京都生まれ、京都育ちですが、祇園祭の山鉾巡行をまだ一度も見たことがありません。

    葵祭や時代祭は見たことがあるのですが、なぜか祇園祭だけは毎年タイミングが合わず、気が付けば今に至っています。

    京都に住んでいると、いつでも見られると思っているうちに、かえって機会を逃してしまうこともあります。

    それでも、提灯の灯りや街の賑わいに触れるだけで、「今年も京都の夏が来たな」と感じられるのが祇園祭の不思議なところです。

    毎年変わらず受け継がれてきた祭りの風景が、これからも京都の夏を彩り続けてくれることを願いながら、しばし宵々山の空気を楽しみました。

    今年は函谷鉾(かんこぼこ)の粽を授かり、博國屋の玄関に飾っています。

    京都では粽は厄除けや疫病除けのお守りとして親しまれ、毎年新しいものに替える習わしがあります。

    京都の夏を感じながら、皆さまを気持ちよくお迎えできればと思っております。お近くへお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

  • 分骨とは?遺骨を分けても大丈夫?手元供養という選択肢もあわせてご紹介

    分骨とは?遺骨を分けても大丈夫?手元供養という選択肢もあわせてご紹介

    「納骨はする予定だけれど、少しだけ遺骨を手元に残しておきたい。」
    「兄弟それぞれで故人を供養したい。」

    そのようなときに耳にすることがあるのが、「分骨(ぶんこつ)」という言葉です。

    しかし、初めて分骨という言葉を知った方の中には、「遺骨を分けても大丈夫なの?」「法律や宗教の面で問題はないの?」と、不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    前回は「納骨はいつまでにしないといけない?」、前々回は「遺骨はいつまで自宅に置いても大丈夫?」というテーマをご紹介しました。

    今回は、その間にある選択肢の一つでもある「分骨」についてご紹介します。分骨の意味や注意点、そして手元供養との関係についてもわかりやすくお伝えします。


    分骨とは?

    分骨とは、ご遺骨の一部を分け、それぞれ別の場所で供養することをいいます。

    「遺骨を分ける」と聞くと、少し抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日本では以前から行われてきた供養方法の一つであり、決して特別なものではありません。

    例えば、

    • 故郷のお墓と現在住んでいる地域の両方で供養したい
    • ご兄弟それぞれがお墓を持っている
    • 一部をお墓へ納め、少しだけ自宅で供養したい

    このような理由から分骨を選ばれることがあります。

    大切なのは、「遺骨を分けること」そのものではなく、ご家族がどのような形で故人を偲び、供養したいと考えるかということです。

    供養の形は一つではありません。それぞれのご家庭の事情や想いに合わせて選ばれてきた方法の一つが、分骨なのです。


    分骨は法律上問題ないのでしょうか?

    結論からいうと、分骨自体は法律で禁止されているものではありません。

    適切な手続きを行えば、分骨をすることは可能です。

    ただし、火葬場で分骨する場合と、一度お墓へ納骨した後に分骨する場合では、必要となる手続きや書類が異なります。

    特に、一度納骨したご遺骨を分骨する際には、「分骨証明書」が必要になるケースがあります。

    分骨証明書については、以前のブログで詳しくご紹介していますので、手続きについて詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

    分骨証明書って必要?|手元供養や分骨時の法的ルールと慣習

    法律上問題がないとはいえ、ご家族や菩提寺がある場合には事前に相談し、皆さまが納得できる形で進めることが大切です。


    分骨を選ぶ理由とは

    では、実際にはどのような理由で分骨を選ばれるのでしょうか。

    家族それぞれが故人を偲べるように

    近年では、ご兄弟やご親族が離れて暮らしているご家庭も珍しくありません。

    「実家のお墓は遠方にあるため、なかなかお参りに行けない。」
    「自分の住んでいる場所でも故人を身近に感じたい。」

    そのような想いから、ご家族それぞれが分骨したご遺骨を供養することがあります。

    頻繁にお墓参りへ行くことが難しい場合でも、身近な場所で手を合わせられるという安心感につながることもあります。

    納骨をしながら、少しだけ手元に残したい

    分骨というと、「お墓に納骨しない人が選ぶ方法」というイメージを持たれることがあります。

    しかし実際には、お墓へ納骨しながら、ご遺骨の一部だけを手元に残される方もいらっしゃいます。

    ご家族のお気持ちとしては、

    「お墓には納めたい。でも、毎日手を合わせられる場所もほしい。」

    という考え方です。

    お墓への納骨と手元供養は、どちらか一方を選ぶものではなく、組み合わせることもできる供養の形なのです。

    故人を身近に感じていたい

    大切な方を亡くされた後、「もう少し近くで故人を感じていたい」と思われる方も少なくありません。

    毎朝「おはよう」と声をかけたり、お花を供えたり、季節の移ろいを一緒に感じたり。

    そのような日常の中で故人を偲ぶ時間は、心を少しずつ落ち着かせるきっかけになることもあります。

    分骨は、そのような想いを形にする方法の一つでもあります。


    分骨をするときに大切にしたいこと

    分骨をする際には、法律や手続きを確認することはもちろんですが、それ以上に大切なのは、ご家族でしっかり話し合うことです。

    供養の形に決まりはありません。

    だからこそ、「どう供養したいか」という気持ちを共有し、お互いが納得できる形を選ぶことが大切です。

    また、菩提寺がある場合には、事前に相談しておくことで安心して進められることもあります。

    供養は形式だけではなく、ご家族の想いを大切にするものです。

    焦って決める必要はありません。一つひとつ確認しながら、ご家族にとって納得できる方法を選ぶことが何より大切ではないでしょうか。


    手元供養という選択肢

    近年では、「手元供養」という言葉を耳にする機会も増えてきました。

    手元供養というと、「納骨をしない供養方法」と思われることがありますが、実際にはそうとは限りません。

    お墓へ納骨しながら、ご遺骨の一部だけを自宅で供養する。

    そのような形を選ばれる方もいらっしゃいます。

    例えば、小さな骨壺や遺骨ペンダントにご遺骨の一部を納め、ご自宅で手を合わせるという方法です。

    ご家族によって生活環境も、お気持ちも異なります。

    毎日故人を身近に感じたい方もいれば、お墓で静かに供養したい方もいらっしゃいます。

    どちらが正しいということではなく、それぞれのご家族が「これが自分たちらしい供養だ」と思える形を選ぶことが大切です。

    分骨は、そのような供養の選択肢を広げてくれる方法の一つともいえるでしょう。


    まとめ

    分骨は、ご遺骨を複数に分け、それぞれの場所で供養する方法です。

    法律上も認められている供養方法であり、お墓へ納骨しながら一部をご自宅で供養するという形も選ぶことができます。

    大切なのは、「どの方法が正しいか」ではなく、ご家族が納得して故人を偲べることです。

    供養の形は、ご家庭の数だけあるといっても過言ではありません。

    もし「納骨はしたいけれど、少しだけ故人を身近に感じていたい」とお考えでしたら、分骨や手元供養という選択肢について、一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。