「喉仏を分骨したい」というお声をよく聞きます
近年、小さな骨壺やペンダントなど、分骨を前提とした手元供養品を選ばれる方が増えています。その中でも「喉仏(のどぼとけ)を分骨したい」というご希望は非常に多く、京都博國屋でも、喉仏がぴったり入るサイズの骨壺がもっとも人気の商品となっています。
なぜ、喉仏がそこまで特別視されるのでしょうか。
喉仏とは何か?
「喉仏」というと、一般には男性の喉の突起(甲状軟骨)を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、 火葬後に拾骨される「喉仏」はそれとは異なり、首の骨の一部である**第2頸椎(軸椎)**のことを指します。

この第2頸椎は、左右の突起がまるで肩のように見え、中心部分が手を合わせて座禅を組む仏様の姿に見えることから、 「喉仏=仏さま」として大切にされてきました。
男女問わずすべての人に存在する骨であり、火葬後にも比較的形を保って残ることが多いため、 葬儀や納骨の場面でも「これは喉仏です」と説明され、分骨されることが多い部位です。
日本人の喉仏(第二頸椎)の大きさの目安
「喉仏が入るサイズの骨壺を探しているのですが…」というご相談をいただくことがあります。 実際に、手元供養用の小さな骨壺をご検討の方にとって、喉仏の大きさは気になるポイントかもしれません。
個人差はありますが、日本人の成人の第二頸椎(喉仏)の大きさは、おおよそ次のとおりです:
- 高さ:約3〜4cm
- 幅(左右の突起を含めた最大幅):約3〜4cm
- 厚み:1〜2cm
火葬の状態(温度や時間)によって骨の残り方は異なりますが、多くの場合、このサイズ感の範囲に収まります。
京都博國屋では、喉仏がちょうど納まるサイズの骨壺をご用意しています。喉仏を大切に保管したいという方は、目安として「内寸高さ4cm以上、内径4cm以上」のものをご検討ください。


喉仏が残っていなかったら?
喉仏(第2頸椎)は火葬の過程で壊れてしまったり、遺骨の中から見つからなかったりする場合もあります。 その場合、無理に探す必要はありません。
喉仏以外の骨(例えば胸椎や頭蓋骨の一部など)を分骨されても、もちろん供養の意味はまったく変わりません。 「どの骨を取るか」よりも、「どのような気持ちで供養したいか」が大切です。
手元供養で選ばれる理由
喉仏は「仏さまの形」とされることから、ご遺骨の中でも特別に意味を感じて選ばれる方が多くいらっしゃいます。 実際に、喉仏だけを手元に置き、そのほかのご遺骨は樹木葬や永代供養墓へ納める、というスタイルも増えています。
「ずっと傍にいてくれている気がする」 「この小さな骨壺に手を合わせることで気持ちが落ち着く」
そうしたお声を、私たちは日々受け取っています。
まとめ
喉仏を分骨することは、「大切な人を特別なかたちで偲びたい」という想いの表れです。 それが仏さまの姿に見える喉仏であることに、心の拠り所を感じる方も少なくありません。
もちろん、どの骨をどう分骨するかに正解はありません。 あなたの気持ちに寄り添いながら、最も安心できるかたちでの供養を選んでいただければと思います。

