灯 -玄月-
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「灯」という名には、決して激しく燃える炎ではなく、心の奥に小さく静かにともる光。 人知れず、けれど確かに胸の中に在り続ける故人への想い。 その“灯”を、日々の暮らしの中でそっと守り、受け継いでいく——。 そんな祈りのような気持ちをかたちにしました。
66,000円(税込)
在庫:在庫在り

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灯 -玄月-

そっと、想いを握りしめるかたち。

ある日、ひとりの女性が、細長い筒を見せてくれました。
それは、ご家族のかたみとして長年大切にされてきたもので、使い道もはっきりとは分からないけれど、いつも鞄の中に入れて持ち歩いているのだと話してくれました。

「手にすると、気持ちが落ち着くんです。あの人がそばにいてくれる気がして。」

その言葉が、「灯(とう/ともり)」の原点になりました。

形あるものに想いを託し、それを日々の暮らしの中で肌身離さず持ち歩くこと。
それは、悲しみを閉じ込めるためではなく、やさしい絆とともに前を向いて生きるための、静かな祈りのかたちです。

「灯」は、ポーチやバッグにもそっと収まる、握りしめやすさにこだわったお骨入れ。
ふと握りしめたとき、あの人のぬくもりが心にともるように。
どこへでも、いつまでも、一緒にいられるようにと願いを込めてお届けします。

木のぬくもりと組紐、とんぼ玉の彩りが重なり合う一本が、あなたの大切な想いに、そっと寄り添います。

「玄月」――深く静かな想いを、その手に。

静かに佇む新月のように、深く澄んだ黒。目には映らずとも、たしかにそこにある想いが、心をやさしく包みこむ。静寂のなかで、祈りが静かに息づく。

携帯できる小型遺骨入れ

手元供養灯持ち運び

「玄月(げんげつ)」は、新月のように静かに佇む黒。うっすらと木目が透ける黒透き漆は、見えない想いをそっと映し出すような深さを宿しています。持ち運びできるミニ骨壷として、静かな祈りとともにいつもそばに。

黒には、深さがあります。
そして、静けさがあります。
日々の暮らしのなかでも、そっと寄り添ってくれるような安心感があります。

「玄月」は、新月の夜空のように、光を持たないその色の奥に、目には見えない“在る”ということの意味を込めました。

塗装には透き漆を使用し、下地の木目がほんのりと浮かび上がるように仕上げています。
その揺らぎある質感は、故人への想いのように、かすかで、けれど確かにそこにあるもの。

木製の本体は握りしめやすく設計されており、ポーチや鞄に入れて、日常のなかで自然に持ち運ぶことができます。
握りしめたとき、次第にぬくもりを感じていくように、「灯」は、そっと祈りの想いを返してくれる存在です。

目立たず、主張しすぎず、
けれど確かにそこにある存在――
それが「玄月」の祈りのかたちです。

手元供養地蔵の骨壷。ミニ骨壷八角の詳細

組紐・チャーム

組紐の詳細写真

本体に取り付けられた組紐は、伝統的な技法で丁寧に編まれたもの。やわらかな手触りと、繊細な色合いが特徴です。日々手に取るものだからこそ、品よく、丈夫に仕上げました。

トンボ玉の詳細写真

組紐やとんぼ玉は、一つひとつ手作業でお作りしております。
そのため、色合いや形が写真と少し異なる場合がございますが、手仕事ならではの個性としてお楽しみいただけますと幸いです。

納骨手順

詳細写真

手順1 ご遺骨を一部取り出します
「これからも一緒に過ごしたい」という想いを込めて、骨壷から少量をお取りください。

詳細写真

手順2 本体に納めます
本体を台座に立て、そっとご遺骨を納めてください。
細かいお骨は、付属のりゅうさん紙にのせ滑らせるとスムーズに納骨できます。

詳細写真

お骨が動くのが気になる場合は、付属のもくめんで栓をしてください。

詳細写真

奥に入れにくい時は付属の竹ひごで押してください。
なお、穴いっぱいに詰める必要はありません。心に寄り添う量で十分です。

詳細写真

手順3 蓋を閉めて接着します
納骨後は、付属のボンドで蓋を接着します。軽く押さえ、しっかり乾かしてください。

ご納骨のあとは、心安らぐ場所にそっとお飾りください。
毎日目にする場所でも、静かな時間を過ごす場所でも構いません。
あなたの想いにふさわしい場所を、そっと選んであげてください。

色展開

詳細写真

梱包内容

詳細写真

手元供養本体、しおり、納骨時に接着するための木工ボンド、りゅうさん紙、もくめん(納骨部封じ用)、もくめんを押し込む竹ひごを博國屋特製の桐箱にお入れしてお届け致します。

納骨容量とサイズスペック

にぎりつつ灯のサイズスペック

本体サイズ 長さ17cm × 幅1.8cm × 幅1.3cm(楕円筒型)
台座サイズ 高さ3cm × 幅7.5cm × 奥行2.6cm
納骨量 3cc程度(お米で約2g)【目安】
付属品 木工用接着剤、りゅうさん紙、もくめん(納骨部封じ用)、竹ひご

作家・作り手

手元供養品のひのきの骨つぼ作業風景、桐村製材

漆作家:沈 明姫

1995年
韓国釜山女子大学産業工芸科卒業
2005年
京都市立芸術大学大学院美術研究科漆工領域博士(後期)課程修了(漆工第1号博士学位取得)
2007年
平成18年度京都市芸術新人賞受賞
2005〜2025年 沈明姫漆展 高島屋京都店
その他、個展21回、グループ展56回以上
創意に富んだ巻胎(けんたい)技法の作品を得意とする作家。しなやかな木製テープと天然樹液の接着力の融合が作り出す躍動感あるフォルムと螺旋模様は、どこか古の記憶が蘇ってくるような感じさえ受けます。
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