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  • 素材で選ぶ、手元供養品の特徴と魅力

    素材で選ぶ、手元供養品の特徴と魅力

    私たち京都博國屋の手元供養品は、その多くが天然素材で制作しています。もちろん、中には気密性や重量感を重視して真鍮やアルミなどの金属を用いた供養品もあります。しかし、ほとんどの供養品は、「最後は一緒に棺に入れられるように」という想いから、自然に還る素材を選んでいます。

    けれど、この素材選びには、もうひとつ大切な理由があります。
    それは、時間と共に味わいが増す「経年変化」を楽しんでいただけるからです。

    経年変化が生む、特別な存在感

    檜の骨壺 藍染

    例えば、檜(ひのき)の骨壺
    京都の職人が一つひとつ丁寧に削り出し、大掛かりな塗装は行わず、表面を蜜蝋で優しく仕上げただけのシンプルな骨壺です。

    ←新品 5年経過→

    新品の時は、白く清らかな檜の風合いを楽しめますが、年月が経つにつれ、柔らかな飴色へと変化し、深みのある美しい表情に育っていきます。
    その変化は、まるで故人と過ごす時間を刻むかのように、ゆっくりと寄り添い続けてくれます。


    触れてわかる、天然素材のぬくもり

    木や竹などの天然素材には、触れたときに感じるぬくもりがあります。金属や陶器のような冷たさはなく、いつまでも手のひらで包み込みたくなる優しい質感が、心を落ち着かせてくれます。

    特に京都博國屋の手元供養品は、ただ飾るためのものではなく、「触れること」を前提にデザインしています。肌ざわりや握りごこちまで考え抜いたディテールは、日々の祈りをより身近に感じさせてくれるでしょう。


    経年変化だけではない、安心の理由

    もうひとつ、天然素材の供養品には大切な役割があります。
    それは、万が一ご自身が亡くなったときに、残された方にきちんと「大切なお骨が入った供養品です」と伝わること。

    納骨オブジェ 地蔵

    あまりにジュエリーや小物に見えるデザインだと、何も知らない方がうっかり手放したり、驚かれることもあります。博國屋の供養品は、供養品であることがひと目でわかる安心設計を心がけています。


    最後は一緒に眠れる、やさしい素材

    ミニ骨壺 久遠

    木や竹、和紙などの天然素材で作られた供養品は、最後はそのままあなたと一緒に棺に入れることができます。
    陶器や金属製の供養品の場合も、天然素材の巾着袋に納めることで、火葬や埋葬時に支障がないように工夫しています。


    素材はただの選択肢ではなく、故人とあなたの時間を繋ぐ大切な要素です。
    京都博國屋の手元供養品が、あなたと大切な人の想いを、静かに長く支え続けますように。

  • 遺骨を自宅に置く前に知っておきたい3つの注意点

    遺骨を自宅に置く前に知っておきたい3つの注意点

    最近では、お墓を持たずに遺骨をご自宅で保管する方が増えてきました。 「お墓はいらない」「身近で供養したい」そんな思いから選ばれる“手元供養”ですが、実は思わぬトラブルや悩みに直面することも少なくありません。

    今回は、遺骨をご自宅で保管するうえで起こりうる注意点と、その対策方法についてご紹介します。

    1. 湿気による「カビ」

    最も多く寄せられるご相談が「カビ」についてです。

    ご遺骨は焼骨であるとはいえ、湿気を含むとカビが生えることがあります。特に密閉されていない骨壺や、湿度の高い場所に置かれた場合は要注意。

    対策:

    • 乾燥剤を入れる:市販のシリカゲルや繰り返し使える除湿剤がおすすめ。
    • 調湿機能のある容器を選ぶ:たとえば檜製の骨壺は、湿度を調整してくれる天然の調湿器のような役割を果たします。

    2. ほかの人に「遺骨と気づかれない」ことによる混乱

    故人を想って丁寧に保管していたとしても、残された家族や他人がそれを知らなければ、処分されたり驚かれたりするリスクがあります。

    ジュエリータイプや雑貨のようなデザインの供養品では、特にこうしたケースが起こりやすいです。

    対策:

    • 見た目で供養品だとわかるものを選ぶ:京都博國屋では、ひと目で「これは大切なもの」と伝わるデザインを重視しています。
    • メモやしおりを添える:中に何が納められているのかを記したカードやメモを添えておくと安心です。

    3. ご自身が亡くなった後の「管理問題」

    ご自身が亡くなったあと、その遺骨をどうするか決めていないと、ご遺族が困ってしまうことがあります。大切にしてきた供養品が、後に「どう扱っていいかわからない遺骨」になってしまう可能性も。

    対策:

    • 天然素材のものを選ぶ:竹や木、和紙などの天然素材で作られた供養品であれば、ご自身が亡くなった際にそのまま棺に入れて一緒に火葬することができます。
    • 事前に伝えておく:手紙やエンディングノートで、「これは○○の遺骨で、自分の死後はこうしてほしい」と意思表示しておきましょう。

    まとめ

    自宅での供養は、心に寄り添う温かな選択肢ですが、実際にはさまざまな注意点があります。 それらをきちんと把握し、対策を講じることで、ご自身も、ご家族も、安心して故人を偲ぶことができます。

    京都博國屋では、そうしたお悩みに寄り添い、素材・構造・デザインすべてに意味を込めた供養品をお届けしています。

    ご自宅での供養をお考えの方は、ぜひ一度ご覧ください。

  • 遺骨にカビが生える?その原因と対策、私たちの工夫

    遺骨にカビが生える?その原因と対策、私たちの工夫

    「遺骨にカビが生えるって本当ですか?」
    手元供養を検討されている方から、時折いただくご質問です。

    実は――ご遺骨はカビやすいものなのです。
    焼骨とはいえ、湿気や空気中の雑菌の影響を受けやすく、適切な環境で保管しないと、表面に白っぽいカビが発生することがあります。

    なぜカビが生えるのか?

    大きく分けて、以下の原因が考えられます。

    • 骨壺や納骨容器の中に湿気がたまる
    • 湿度の高い場所に長期間置かれる
    • 密閉性が低く、空気中の湿気が侵入する
    • 室温の急な変化による結露

    ご自宅でご遺骨を管理する場合、カビが発生すると精神的なショックが大きいだけでなく、再処理や清掃が必要となることもあります。


    カビを防ぐための2つの代表的な方法

    対策としては、次のような方法が一般的です。

    1. 乾燥剤を一緒に納める
       → 湿気の発生を抑えることができます。数ヶ月ごとの交換が必要です。
    2. ご遺骨を粉骨し、真空パックにする
       → 密閉性が高く、湿気も防げます。ただし「粉骨」や「真空処理」に抵抗がある方も少なくありません。

    私たちの手元供養品ができること

    私たち京都・博國屋では、こうした不安に寄り添いながら防カビ性に優れた手元供養品をご提案しています。

    その1:「気密性の高い真鍮製のミニ骨壺」

    高精度で削り出した真鍮製のミニ骨壺は、蓋をきっちり閉めれば液体を入れても漏れないほどの気密性
    空気中の湿気や雑菌の侵入を防ぎ、ご遺骨の劣化を抑えます。
    コンパクトでありながら、手元供養としての役割をしっかり果たしてくれる優れた容器です。

    真鍮を削り出し、漆で仕上げたミニ骨壺「なごみ」
    内部に真鍮削り出しのミニ骨壺を納める「地蔵」

    その2:「調湿機能を備えた檜(ひのき)の骨壺」

    天然の檜は、多孔質構造を持ち、湿度の高い時は湿気を吸収し、乾燥時には放出する調湿性に優れています。
    檜製の骨壺は、ご遺骨の湿度管理を自然に行いながら、時間の経過とともに色つやが深まり、風合いも増すという魅力もあります。

    喉仏がすっぽり入る 檜(ひのき)製の骨壺

    ←新品  5年経過→

    手元供養は「保管」も含めて考える時代へ

    大切な人のご遺骨を自宅で守る――それは、心のよりどころであると同時に、責任ある保管も伴います。

    「カビの心配をしないで、安心して手元に置いておきたい」
    そんな想いを形にするため、私たちは素材選びや構造に徹底的にこだわっています。


    安心して供養できる手元供養を
    それが、私たち博國屋の願いです。

  • 分骨の方法|手元供養 実践編

    分骨の方法|手元供養 実践編

    前回の記事「骨壺から骨を出してもいいの?|分骨・手元供養の第一歩」では、骨壺を開け、ご遺骨を取り出すという行為についてご紹介しました。
    今回はその続編として、取り出したご遺骨を手元供養品に納める方法をご紹介します。

    手元供養品に納めるまでのステップ

    骨壺からご遺骨を取り出したら、次はそれを手元供養品に移す作業です。供養品のサイズや、ご自身が「どのくらい手元に置いておきたいか」というお気持ちに応じて、納骨する量を調整します。

    ただし、ここで一つの壁が立ちはだかることがあります。
    それは——
    「遺骨をどうやって納めるか」問題。


    小さな手元供養品の場合

    ペンダント型など、手元供養品には非常に小さなものもあります。こうしたタイプは、

    • 納骨量がごく少量
    • 納骨口も非常に小さい

    といった特徴があります。そのため、納骨する際は以下のような対応が必要になります。

    遺骨ペンダント-小町-らでん

    選別する

    骨壺の中から、もともと小さなサイズの骨片を選んで使う方法です。
    細かいお骨は骨壺の底にたまりやすいため、そっと底の方を探してみてください。

    砕く

    サイズの合う骨がない場合は、お骨を砕く必要があります。
    「お骨を砕くこと」に心理的な抵抗を感じられる方も多いですが、手元で大切に供養するための前向きな準備として捉えていただけたらと思います。


    ご遺骨を砕く方法と注意点

    砕く際は以下の方法をおすすめします:

    1. 新聞紙や薄手の布などで骨片を包む
    2. その上から、木槌やスプーンの背などで優しく叩く

    ※焼骨は意外と固く、素手では割れないことも多くあります。
    ※鋭利な破片が出ることもあるため、素手で扱うと怪我をするおそれがあります。
    軍手やピンセットなどを使って、丁寧に作業してください。


    最後に

    手元供養は、「手元に故人を感じていたい」という気持ちに寄り添った新しい供養のかたちです。
    その一方で、作業の中には慎重さや少しの手間が必要な場面もあります。
    無理せず、可能であればご家族や信頼できる方と一緒に、落ち着いた時間の中で作業されることをおすすめします。

    故人を想う気持ちが、何よりの供養です。

  • 骨壺から骨を出してもいいの?|分骨・手元供養の第一歩

    骨壺から骨を出してもいいの?|分骨・手元供養の第一歩

    骨壺から遺骨を取り出すということ

    —— 分骨・手元供養を考える前に知っておきたいこと

    「手元供養をしたい」「分骨して一部を自宅に置いておきたい」と思っても、最初のハードルになるのが「骨壷から骨を出す」という行為です。

    一見、骨壺のふたを開けてお骨を取り出すだけのシンプルな行動ですが、

    • 骨壷って勝手に開けていいの?
    • 骨壺から遺骨を取り出して問題ないの?
    • 遺骨は素手で触ってもいいの?

    といった疑問や不安を抱く方は少なくありません。
    この記事では、骨壺と遺骨の取り扱いについての基本的な考え方を丁寧にご紹介します。


    骨壺を開けてもいいの?

    はい、まったく問題ありません。

    骨壺を開けることに関して、法律で禁止されているわけではありません。
    封がしてあっても、外すこと自体に法的な問題はなく、ご遺族が自らの判断で開けてよいものです。


    骨壺から遺骨を取り出してもいいの?

    こちらもまったく問題ありません。

    ただし、取り出したお骨を新たな場所に埋葬したり、納骨堂に納めたりする場合には、その部分が正式な遺骨であることを示すための「分骨証明書」が必要になります。
    これは火葬を行った火葬場や市町村に申請することで発行してもらえます。

    一方、自宅で保管する場合(=手元供養)には証明書は不要です。


    遺骨は素手で触ってもいいの?

    触ること自体に法的な制限はありませんが、衛生面や敬意の面から、手袋の着用や清潔な箸などを使うのが一般的です。
    どうしても手で触れる場合は、手をきれいに洗ってから、丁寧に取り扱いましょう。

    お骨を取り出すイメージ(本物の遺骨ではありません)

    事前に確認しておきたいこと

    遺骨の扱いは、ご遺族それぞれの気持ちや宗教観、地域の習慣によってとても繊細な問題になります。

    • 他の親族が反対しないか
    • 「勝手に開けるなんて」と思われないか
    • 「49日までに納骨しないと成仏できない」と信じている方はいないか

    といった点にも気を配り、事前に身近な親族に一言伝えておくことが大切です。
    また、骨壺の中に「火葬証明書」または「火葬許可書」という書類が入っていることが多いですが、こちらは埋葬時に必ず必要になる書類ですので、できるだけ骨壺とセットにして大切に保管ください。


    手元供養や分骨のための一歩として

    骨壺を開けるという行為には、心理的なハードルがあります。
    しかし、「ずっとお骨を家に置いておきたい」「小さな骨壺に分骨して、肌身離さず持ち歩きたい」という思いを叶えるためには避けて通れない道でもあります。

    心を込めて、大切にご遺骨を扱うことが、何よりの供養です。

  • 手元供養はお墓の代わりになるのか?

    手元供養はお墓の代わりになるのか?

    近年、「お墓はいらない」と考える方が増えてきています。背景には、経済的な理由、宗教観の変化、家族構成の変化など様々です。

    今回は「手元供養はお墓の代わりになるのか?」という視点から、現代の供養の選択肢を考えてみたいと思います。


    私たちの考える“手元供養”

    京都博國屋の手元供養品は、あくまで“セカンドハウス”のような立ち位置で設計しています。ご遺骨のごく一部を納めることを前提とし、多くの場合はお墓や散骨など、他の方法と併用していただくことを想定しています。

    しかし最近では、

    • 「冷たく暗い土の下に埋めたくない」
    • 「高額なお墓を用意したくない」

    といった想いから、「もう手元供養だけでいい」と考える方も増えています。


    手元供養だけで完結する2つの方法

    以下は、実際にお墓を持たずに、手元供養だけで完結するための方法です。

    ① 全骨を骨壺ごと自宅に保管する

    火葬場から拾骨したご遺骨すべてを、自宅で保管する方法です。

    メリット:

    • 一切の埋葬費用がかからない
    • いつでも手を合わせられる

    デメリット:

    • 骨壺が大きく場所を取る
    • 将来的にご遺族が処分や管理に困る可能性がある

    ② ごく少量だけ拾骨し、手元供養する

    火葬の際に、ご遺骨の一部だけを拾骨し、手元供養品に納める方法です。

    メリット:

    • 小さなスペースで供養が可能
    • 自分の死後、一緒に火葬してもらうことで“墓じまい”の心配もない

    注意点:

    • 火葬場や地域によっては対応が異なるため、事前に確認が必要
    • 希望する場合は、葬儀社や火葬場にその旨を明確に伝えること

    地域による拾骨文化の違い

    日本では地域ごとに拾骨の習慣が異なります。たとえば、

    • 関東地方:全骨拾骨が主流で、大きな骨壺を使用
    • 関西地方:部分拾骨が一般的で、骨壺も小さめ

    余談ですが、実は京都市では「非常に少量だけ拾骨する」あるいは「一切拾骨を行わない」という選択も可能です。

    たとえば、拾骨を行わない場合、火葬場に設置された霊灰塔や合同供養墓に納骨され、京都市内のお寺が持ち回りで法要を行っています。供養のかたちは異なっても、敬意と祈りがきちんと込められているのです。
    自分の地域ではどうなのか。地域の葬儀屋さんに確認してみてはいかがでしょうか。


    手元供養だけでも、供養はできる

    供養とは、かたちではなく心のありようです。たとえお墓持たなくても、小さな手元供養品に故人を想い、手を合わせることで、深い祈りとつながりは保たれます。

    私たちが提供する手元供養品は、

    • 京都の職人による丁寧な手仕事
    • 手のひらに収まる、温もりある素材感
    • 供養品であることがひと目で伝わる、安心設計
    • 最後は一緒に棺に入れることもできる天然素材

    そんな想いと工夫を込めて、ひとつひとつ丁寧にお作りしています。

  • 私たちが考える身近な供養のかたち

    私たちが考える身近な供養のかたち

    「お骨はすぐにお墓に納めなければいけない」
    「自宅に置いておくのはよくないのでは?」
    そんなふうに思っていませんか?

    大切な人を亡くしたあと、「もう会えない」という喪失感を抱えながら日常に戻るのは簡単ではありません。
    だからこそ、今、注目されているのが「手元供養(てもとくよう)」という新しい供養のかたちです。


    手元供養とは? その役割と意味

    手元供養とは、ご遺骨の一部を自宅で保管し、身近に感じながら日々を過ごす供養の方法です。
    小さな骨壺や納骨オブジェに納め、仏壇のような特別な場所ではなく、リビングや寝室など、あなたにとって自然な場所で手を合わせることができます。

    納骨オブジェ 「地蔵」

    手元供養は、「もういない」ではなく、「これからも一緒にいる」という想いを形にする、グリーフケア(悲しみへの寄り添い)としての側面もあります。


    京都博國屋が考える、手元供養品のあるべき姿

    私たち京都博國屋は、2002年に「手元供養」という言葉を世に送り出して以来、20年以上にわたり、供養のかたちを考え続けてきました。

    その中で培ってきた経験と想いは、手元供養品のディテールにすべて込められています。

    メイドイン京都、職人の手仕事

    納骨お守り 「かぐや姫」

    京都の職人による、確かな技術と美意識。
    天然の竹や木、陶器など、日本の自然素材を活かしたやさしい質感。
    ひとつひとつ手作業でつくられる納骨オブジェは、大切な想いにふさわしい佇まいを持っています。

    ✋ 触れることを前提にした、握りごこち

    ミニ骨壺 「阿吽」

    「手で包み、そっと祈りたくなる」
    そんな心地よさを大切にしています。肌に吸いつくような質感、丸みを帯びた形状は、日々の供養に自然と手が伸びる存在になります。

    🧭 供養品だと“伝わる”安心設計

    納骨写真オブジェ 「礎(いしずえ)」
    メッセージや享年などを印字・彫刻することができます

    美しいだけではいけない。
    あなたがもし先に旅立ったとき、残されたご家族が「これは大切な供養品だ」と分かることが大切です。

    京都博國屋の供養品は、供養品と一目で分かるデザインにしています。
    知らずに処分されたり、中を開けて驚かれたりすることのないように、さりげなく、でも確実に「これは大切なもの」だと伝わるように工夫しています。

    🌿 最後は一緒に ――棺にも入れられる素材選び

    のど仏が納まるひのきの骨壷
    納骨ペンダント 「小町」

    天然素材の手元供養品は、あなたが最期を迎えるとき、一緒に棺に入れて火葬することも可能です。
    陶器や金属の場合でも、天然素材の巾着に納めた状態で取り出すことで、火葬や埋葬ができます。
    「ずっと一緒にいたい」その願いを叶える、やさしい選択肢です。


    まとめ

    手元供養は「供養の最小単位」かもしれません。
    ですが、その小さな形の中には、大きな想いと、確かな祈りがあります。

    大切な人を忘れないために。
    これからも共にあるために。
    あなたらしい供養の形を、私たちと一緒に見つけてみませんか?

  • なぜ喉仏を分骨するのか ――骨壺に込める想い

    なぜ喉仏を分骨するのか ――骨壺に込める想い

    「喉仏を分骨したい」というお声をよく聞きます

    近年、小さな骨壺やペンダントなど、分骨を前提とした手元供養品を選ばれる方が増えています。その中でも「喉仏(のどぼとけ)を分骨したい」というご希望は非常に多く、京都博國屋でも、喉仏がぴったり入るサイズの骨壺がもっとも人気の商品となっています。

    なぜ、喉仏がそこまで特別視されるのでしょうか。

    喉仏とは何か?

    「喉仏」というと、一般には男性の喉の突起(甲状軟骨)を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、 火葬後に拾骨される「喉仏」はそれとは異なり、首の骨の一部である**第2頸椎(軸椎)**のことを指します。

    喉仏の模型

    この第2頸椎は、左右の突起がまるで肩のように見え、中心部分が手を合わせて座禅を組む仏様の姿に見えることから、 「喉仏=仏さま」として大切にされてきました。

    男女問わずすべての人に存在する骨であり、火葬後にも比較的形を保って残ることが多いため、 葬儀や納骨の場面でも「これは喉仏です」と説明され、分骨されることが多い部位です。

    日本人の喉仏(第二頸椎)の大きさの目安

    「喉仏が入るサイズの骨壺を探しているのですが…」というご相談をいただくことがあります。 実際に、手元供養用の小さな骨壺をご検討の方にとって、喉仏の大きさは気になるポイントかもしれません。

    個人差はありますが、日本人の成人の第二頸椎(喉仏)の大きさは、おおよそ次のとおりです:

    • 高さ:約3〜4cm
    • 幅(左右の突起を含めた最大幅):約3〜4cm
    • 厚み:1〜2cm

    火葬の状態(温度や時間)によって骨の残り方は異なりますが、多くの場合、このサイズ感の範囲に収まります。

    京都博國屋では、喉仏がちょうど納まるサイズの骨壺をご用意しています。喉仏を大切に保管したいという方は、目安として「内寸高さ4cm以上、内径4cm以上」のものをご検討ください。

    標準より大きめの喉仏がすっぽりと入る大きさ
    納骨袋に納めて

    喉仏が残っていなかったら?

    喉仏(第2頸椎)は火葬の過程で壊れてしまったり、遺骨の中から見つからなかったりする場合もあります。 その場合、無理に探す必要はありません。

    喉仏以外の骨(例えば胸椎や頭蓋骨の一部など)を分骨されても、もちろん供養の意味はまったく変わりません。 「どの骨を取るか」よりも、「どのような気持ちで供養したいか」が大切です。

    手元供養で選ばれる理由

    喉仏は「仏さまの形」とされることから、ご遺骨の中でも特別に意味を感じて選ばれる方が多くいらっしゃいます。 実際に、喉仏だけを手元に置き、そのほかのご遺骨は樹木葬や永代供養墓へ納める、というスタイルも増えています。

    「ずっと傍にいてくれている気がする」 「この小さな骨壺に手を合わせることで気持ちが落ち着く」

    そうしたお声を、私たちは日々受け取っています。

    まとめ

    喉仏を分骨することは、「大切な人を特別なかたちで偲びたい」という想いの表れです。 それが仏さまの姿に見える喉仏であることに、心の拠り所を感じる方も少なくありません。

    もちろん、どの骨をどう分骨するかに正解はありません。 あなたの気持ちに寄り添いながら、最も安心できるかたちでの供養を選んでいただければと思います。

  • お骨は家に置いていてもいい?――手元供養という祈りのかたち

    お骨は家に置いていてもいい?――手元供養という祈りのかたち

    「ご遺骨って、家に置いたままでいいのかな…」
    「やっぱり早くお墓に入れてあげないといけないのでは…?」

    ご遺骨の納め先が決まっていないとき、多くの方がこんな不安を抱かれます。けれど、結論から言えば——ご遺骨をお家に置いておくことには、なんの問題もありません

    私たち京都博國屋では、お骨をご自宅などで身近にお祀りすることを「手元供養」と呼んでいます。この言葉は、2002年に当社の代表・山崎が名付けたもので、今では少しずつ広まりつつありますが、まだ多くの方にとってはなじみのない言葉かもしれません。


    納骨の「期限」はありません

    まず知っておいていただきたいのは、ご遺骨をいつまでに納骨(埋葬)しなければならない、という法律上の決まりは一切ないということです。

    法律の規制があるのは、「ご遺骨を埋葬する」とき。つまり、お墓や納骨堂などに納めるときには、市区町村が発行する「埋葬許可証」または「火葬証明書」が必要になりますが、それまでの間、ご自宅で大切にご遺骨を安置していることは何の問題もありません。


    お骨がそばにある安心感

    実際に、火葬場から引き取った骨壷をご自宅に安置されている方のなかには、

    • 「まだお別れできない」
    • 「手放すにはまだ早い気がする」
    • 「姿は見えなくなったけれど、まだそばにいてくれている気がする」

    と感じて、数年、あるいはご自身が亡くなるその日まで、ずっとご遺骨をお手元に置いていらっしゃる方も少なくありません。


    置き場所にルールはありません

    ご遺骨の置き場所に、決まったルールはありません。

    仏壇の中、床の間、本棚の横、リビングの片隅、テレビのそば……。
    「いちばん落ち着く場所」「自然と目に入る場所」に置かれる方が多いようです。

    骨壺のまま安置するのがためらわれるという場合には、骨壺カバーや専用の袋で包んであげる方も。博國屋では取り扱っておりませんが、市販されているものも多くあります。


    「手元供養品」は分骨用が主流ですが…

    近年は、ご遺骨の一部を納めるための**手元供養品(小さな骨壺やアクセサリーなど)**が増えてきましたが、それらの多くは「分骨」を前提とした小型のものです。

    「全骨をしっかり保管できるサイズのものが見つからない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、火葬場で渡された骨壺のまま安置することは、まったく問題ありません。ご自宅でそのまま丁寧にお祀りいただいて大丈夫です。


    手元供養をされる方への注意点

    手元供養には大きな安心感がある一方で、いくつか注意しておきたいこともあります。

    ご親族との話し合いを

    たとえば全骨をご自宅で供養する場合、他のご親族がお参りをするには、その家に出向く必要があります。また、「四十九日までにお墓に入れないと成仏できない」といった考えを持たれる方もいるかもしれません。

    大切なのは、気持ちのすれ違いが起きないよう、事前にご家族やご親族と話し合っておくこと。実際には、トラブルを避けるために、ご遺骨の一部だけを手元に取り置き、残りをお墓などに納骨される方も多くいらっしゃいます。

    将来への備えも忘れずに

    もうひとつ、自分が亡くなったあとに残された方が困らないようにしておくことも大切です。

    たとえば、どこにご遺骨を保管しているかを伝えていなかった場合、「こんなところに遺骨が…」「どうすればいいの?」と戸惑われてしまうかもしれません。

    「自分が亡くなったときには一緒にお墓に入れてほしい」
    「棺に入れて火葬してほしい」

    ——そうした想いがある方は、生前にきちんと伝えておくことが、残された方への思いやりにもなります


    「そのままで、いいんです」

    お骨をまだ手放せない気持ち、いつか納めたいと思いながらも今はその時でないという感覚。
    それは、ごく自然で、ごくまっとうな感情です。

    「お骨を家に置いている」という状態に、迷いや不安を抱えていらっしゃる方へ。
    どうか安心していただけたらと思います。

    いつか、気持ちの整理がついたときに――
    「そろそろお墓に…」「どこか自然な形で供養したい」
    そんな想いが芽生えたときに、またゆっくりと考えていけばいいのです。

  • 手元供養とは ―― そばに置くことで、つながり続ける祈りのかたち

    手元供養とは ―― そばに置くことで、つながり続ける祈りのかたち

    「大切な人と、これからも一緒に生きていくために」

    そんな想いから生まれた新しい供養のかたちが、**「手元供養(てもとくよう)」**です。

    「手元供養」という言葉のはじまり

    「手元供養」という言葉は、2002年に京都博國屋の代表・山崎が提唱し、名付けました。
    これまでの「遺骨はすべてお墓に納めるもの」という概念にとらわれず、**“ご遺骨を自宅で大切に保管し、日々の暮らしの中で祈る”**という選択肢をつくるために生まれた言葉です。

    私たち博國屋では、手元供養という概念の立ち上げから普及活動、そして実際の供養品の制作まで、20年以上にわたって取り組んできました。

    手元供養とは何か?

    手元供養とは、ご遺骨の一部を骨壷やオブジェ、アクセサリーなどに納め、ご自宅で供養する方法です。
    たとえば、小さな陶器の骨壷に少量のご遺骨を納め、仏壇の代わりとして棚やテーブルに安置したり、木製のオブジェに祈りの気持ちを込めて手を合わせる――そうした行為そのものが手元供養です。

    誰かに見せる必要はありません。
    形にとらわれる必要もありません。
    大切なのは、「あなた自身がどう祈りたいか」「どう想い続けたいか」という気持ちなのです。

    法律的な制限はありません

    「家に遺骨を置いてもいいの?」と不安に思われる方もいらっしゃいますが、ご遺骨を“保管する”だけであれば、法律上なんの問題もありません
    法律による規制があるのは、ご遺骨を「埋葬」する場合(埋葬許可証が必要)だけです。
    ですから、お墓が決まっていない間にご自宅で保管するのも、あるいは最期まで手元で祈り続けるのも、すべて自由な選択です。

    供養のかたちを、自分で選べる時代に

    かつては、供養といえば「お墓を建てる」ことが当たり前でした。
    しかし今では、ライフスタイルや家族構成の変化、経済的事情などから、「お墓を持たない」選択肢をとる方も増えています。

    • お墓は必要ないが、きちんと供養はしたい
    • 遠くのお墓より、今ここで手を合わせたい
    • 家族がそれぞれの場所で故人を想いたい

    そんな想いに応えるのが手元供養です。

    博國屋の手元供養品について

    博國屋では、「触れて祈る」という想いを大切に、木や漆などの自然素材を使った手元供養品を制作しています。
    毎日そっと撫でたくなるような、手のひらサイズのオブジェや骨壷。
    シンプルでいて、心が落ち着く佇まい。
    それらはすべて、職人の手仕事によって丁寧に仕上げられています。

    遺骨ペンダント「小町」

    「いつか自然に還るそのときまで、一緒にいよう」
    そんな願いを込めて、私たちは供養品を届けています。