灯 -蒼昊-
そっと、想いを握りしめるかたち。
ある日、ひとりの女性が、細長い筒を見せてくれました。
それは、ご家族のかたみとして長年大切にされてきたもので、使い道もはっきりとは分からないけれど、いつも鞄の中に入れて持ち歩いているのだと話してくれました。
「手にすると、気持ちが落ち着くんです。あの人がそばにいてくれる気がして。」
その言葉が、「灯(とう/ともり)」の原点になりました。
形あるものに想いを託し、それを日々の暮らしの中で肌身離さず持ち歩くこと。
それは、悲しみを閉じ込めるためではなく、やさしい絆とともに前を向いて生きるための、静かな祈りのかたちです。
「灯」は、ポーチやバッグにもそっと収まる、手のひらサイズの小さな納骨入れ。
ふと握りしめたとき、あの人のぬくもりが心にともるように――
どこへでも、いつまでも、一緒にいられるようにと願いを込めてお届けします。
木のぬくもりと絹の光沢、ガラスの彩りが重なり合う一本が、あなたの大切な想いに、そっと寄り添います。
「蒼昊」――凛とした祈りを、その手に。
「蒼」は深い青、「昊」は大空。果てしない空、果てしない空に想いを重ね、心に静かな光が差すような祈りの色です。故人を思いながら前向きな気持ちを抱くような願いを込めて。静かに広がる空のように、想いは強く、深く。
携帯できる小型遺骨入れ
「蒼昊(そうこう)」は、静かに広がる空のように、故人への想いを未来へとつなぐ祈りの色。
深呼吸するように手に取れば、心に少しずつ、静けさと強さが広がります。
持ち歩ける小型納骨入れとして、前を向いて生きていくための小さな支えに。落ち着いた青が、凛とした想いをやさしく抱きとめます。
本体にはメープル材を使用し、カシュー塗装でしっとりとした質感に。
表面はなめらかで、手のひらに収めたときの感触もどこかあたたかい。
空を見上げるような気持ちで、この一本を握りしめてください。
悲しみだけでなく、前に進む勇気もまた、きっとそこにあります。
バッグやポケットにも収まるサイズなので、日々の暮らしの中でも常に一緒に過ごせます。
旅先で、自然のなかで、あの人とともに風景を共有することもできるのです。
「蒼昊」は、そっと背中を押してくれるような、やさしくも力強い祈りの色です。
組紐・チャーム
本体に取り付けられた組紐は、伝統的な技法で丁寧に編まれたもの。やわらかな手触りと、繊細な色合いが特徴です。日々手に取るものだからこそ、品よく、丈夫に仕上げました。
組紐やとんぼ玉は、一つひとつ手作業でお作りしております。
そのため、色合いや形が写真と少し異なる場合がございますが、手仕事ならではの個性としてお楽しみいただけますと幸いです。
納骨手順
手順1 ご遺骨を一部取り出します
「これからも一緒に過ごしたい」という想いを込めて、骨壷から少量をお取りください。
手順2 本体に納めます
本体を台座に立て、そっとご遺骨を納めてください。
細かいお骨は、付属のりゅうさん紙にのせ滑らせるとスムーズに納骨できます。
お骨が動くのが気になる場合は、付属のもくめんで栓をしてください。
奥に入れにくい時は付属の竹ひごで押してください。
なお、穴いっぱいに詰める必要はありません。心に寄り添う量で十分です。
手順3 蓋を閉めて接着します
納骨後は、付属のボンドで蓋を接着します。軽く押さえ、しっかり乾かしてください。
色展開
梱包内容
手元供養本体、しおり、納骨時に接着するための木工ボンド、りゅうさん紙、もくめん(納骨部封じ用)、もくめんを押し込む竹ひごを博國屋特製の桐箱にお入れしてお届け致します。
納骨容量とサイズスペック
本体サイズ |
長さ17cm × 幅1.8cm × 幅1.3cm(楕円筒型) |
台座サイズ |
高さ3cm × 幅7.5cm × 奥行2.6cm |
納骨量 |
3cc程度(お米で約2g)【目安】 |
付属品 |
木工用接着剤、りゅうさん紙、もくめん(納骨部封じ用)、竹ひご |