【新商品】小さな漆塗りの骨壷「久遠(くおん)」「阿吽(あうん)」発売 -手元供養のことなら京都博國屋
日本人にとってなじみの深い、はかない人生を投影する対象でもある桜の木に黒と赤の拭き漆を施した「久遠」(くおん)と、古来より儀式で巫女が使う「梓弓」の材料として使用されていた水目の木に久遠と同じように黒と赤の拭き漆を施し、さらに蓋の縁に金箔を施した「阿吽」(あうん)の二種類を発売。
「久遠」
仏教用語で「久しく遠いこと。現在からみて遠い過去、または遠い未来。無窮(無限)。」亡くなった方への想いが永遠に続きますようにとの想いが込められています。
また、博國屋が「久遠院前町」にあることから久遠と命名されました。久遠院前町は豊臣秀吉の寺町建設に伴って、京都御所南側の寺町通りに寂光寺(別名久遠寺)を移した際の名残です。
「阿吽」
密教では、この2字を万物の初めと終わりを象徴するものとし、菩提心と涅槃などに当てる。万物の初めと終わりという事から、故人が人生の旅路を終えたことを表現しています。
またサンスクリット語では、「宇宙」という意味があり、仏教での輪廻転生という意味が含まれており、フタに施された金箔でそれらを表現しています。
「漆器の里」石川県加賀市山中
久遠と阿吽は「漆器の里」石川県加賀市山中で一流の職人が心を込めて製作しております。漆器の3大産地として「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」に並ぶ「木地の山中」では古くから木地師(きじし)*が多く、挽物(ひきもの)木地*では全国一の生産量を誇ります。そのため木目模様を生かし、自然な風合いの表現が大きな特徴です。職人の細やかで巧みな技術を感じられる逸品となっております。*木地師:ろくろを用いて椀や盆など木工品を加工・製造する職人
*挽物木地:木材をろくろで回転させながら刃をあて、削り出して器物を作ったり装飾を施したりする技術やその製品