故人を身近に感じる手元供養

手元供養とは


故人のご遺骨を対象とし、自宅や身近で供養することにより、いつでも手を合わせ祈ることができる供養方法です。

ご遺骨を、ミニ骨壷やペンダント、お守りなど"手元供養品"の中に納骨し、自宅など近くに残すことから自宅供養とも呼ばれます。

手元供養の効果


 

大切な方を亡くされることは、深い悲しみ、寂しさ、喪失感など辛いものですが、手元供養として故人を感じられるご遺骨を身近に置くことにより、心のケアになるでしょう。常に一緒に、常に感じられるということは心の支えとなります。

手元供養のひのきの台のディスプレイ例

手元供養の方法


 

故人のお骨を手元供養品に納骨し、自宅で供養をします。手元供養品は様々なタイプや大きさのものがあり、携帯できるもの、アクセサリータイプ、オブジェのように飾っておくものがあります。

握りしめて故人を想いだしたり、毎朝心の対話をしたり、仏壇においてお線香を焚くなど、それぞれが思い思いにしていただく自由な供養です。

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始め方


 

故人のお骨というのは、火葬された後、骨壷の中にあるお骨となります。手元供養はそのお骨を分骨することから始めます。

決められた時期というのはないですが、例えばお墓に納骨する前、海に散骨する前といったように、手元に骨壷がある時期にするのがいいでしょう。

手元供養したお骨を後々お墓に納骨する予定があれば、分骨証明書を火葬した火葬場から取得しておくと今後の手間が減ります。

参考:「手元供養する時に、分骨証明書は必ず必要ですか?

ミニ骨壷なごみの納骨容量は70cc

小さなお墓小さな仏壇


 

新しい供養方法と言われる手元供養ですが、小さな仏壇や、小さなお墓と思ってもらえればわかりやすいと思います。毎朝手を合わせて祈ったり、おりんを鳴らしたり、お線香を焚くのも良いと思います。

小さなサイズのものが多いので仏壇に安置される方も少なくありません。飾る場所のルールはないので、皆がよく集まるリビングに飾っておく方もいらっしゃいます。デザインは和風ではなく、洋風のものも多いので、最近の和室がない家でも飾ることができます。

ひのきのステージのディスプレイ例

増えてきている理由


 

手元供養をする人は年々増えてきていると聞きます。

その理由として1つ目は「お墓をもたない」という方が増えているということ。【お墓をもたない=供養したくない】ではなく、お墓以外の選択肢が増えているからです。今までは人が亡くなると四十九日を経てお墓に納骨するということでしたが、今は納骨堂や樹木葬、散骨や珍しいものでいうと宇宙葬などもあります。ただやはり手を合わせる対象が欲しいということから、手元供養が広まってきました。

理由の2つ目は、核家族化です。昔は3世代が1つの家にいて、仏壇が家にある家庭が一般的でした。しかし今は子供が成人すると家から遠い地で働くということが少なくありません。その場合お墓参りに行くことは難しくなります。そのためお墓はあるがもっと身近で供養できる「手元供養」をして自宅で故人を偲びたいという方が増えているということです。

誰のため?


手元供養は誰のためと言われたら、すべての人が対象になるのですが、特にこんな方のために最適な供養方法となっています。

お墓参りが難しくなった方

高齢や健康状態によりお墓参りするのが難しくなった方、もしくは遠い地に引っ越して地元のお墓から遠くなった方

お墓を建てられない方

経済的な事情や、なんらかの事情でお墓は建てられないが、供養をしたい方

自由な供養がしたい方

納骨=石のお墓という、今まで一般的だった供養ではなく、故人らしい、自分らしい供養をしたい方

寂しさで遺骨から離れられない方

故人を失った悲しみから骨壷の中の遺骨と離れたくない、納骨したくない方。身近に故人を感じていたい方

始めての方へ


手元供養品は、ミニ骨壷などに納骨するため、骨壷の中にあるご遺骨全てを納骨することができません。手元供養品を複数用意するか、分骨することになります。その分骨に抵抗があるかもしれませんし、遺族からも難色を示されるかもしれません。しかし分骨は違法でもなく、罰当たりな行為でもありません。お釈迦様のお骨は世界中に分けられています。

故人の意思で手元供養をする気持ちと、残された方の故人を偲びたい心があっての供養方法です。皆様がより自由に故人が安らかな眠りにつける供養ができればと願います。