のど仏が入る骨壷は、このぐらいの大きさがあれば十分 -手元供養のことなら京都博國屋
※この記事には、のど仏(第2頚椎)のサンプル模型の画像が使われております。本物を模した骨の形のサンプルとなっております。
のど仏って?
生きている時にイメージする「のど仏」と、遺骨の「喉仏」(分かりやすいように漢字とひらがなで区別しています)は実は違います。特に男性の方で中学生の「声変わり」の時期、のど仏が大きくなり、ボコッと出てきたという方も少なくないはず。
実はこの「のど仏」の正体は甲状軟骨という軟骨なのです。しかし軟骨は火葬することにより無くなってしまいます。でも火葬された遺骨を見たことある方は、仏様が合掌しているような形の「のど仏」を見たことがあるかもしれません。
この仏様の形の方は、脊椎の上から2番目の”骨”のことになります。手元供養のミニ骨つぼに納骨するのは、この第2頚椎の「喉仏」になります。
喉仏の大きさ
実際、のど仏の大きさってどのぐらいなのでしょう?なんとなく喉元を観察してみると、女性より男性の方が大きいイメージでしょうか?また首元をみると男性でも大きく差があるように思えます。
っと上記のように、拾骨するときの喉仏は、この部分ではありません。
頚椎は背骨になるので、外からみてもあまり大きさのイメージがつかないと思います。骨のことなので、身体が大きく、骨太な方の方が大きいと思います。
博國屋には、喉仏の骨のサンプルがあります。これはドイツ人の男性の第二頚椎を模したものとなります。
平均の日本人より大きいと云われており、横幅最大5.3cm、縦最大5.1cmとなっています。
ひのきの骨壷の誕生
喉仏が入る骨壷
実は、手元供養品の中のミニ骨壷の多くは、喉仏を入れることはできません。ミニ骨壷の名前の通り、”ミニ”サイズのものが多く、喉仏を崩さずに入れることは難しいものばかりです。
サンプルの写真のように、喉仏が綺麗な形のまま残ることは少なく、脆くなった遺骨は少し形が崩れて、サイズも多少小さくなっています。しかし、できるならこれ以上崩さず、納骨したいと思うことだと思います。
というわけで、喉仏を余裕をもって納められる大きさの骨壷を作りました。それが「ひのきの骨壷」です。最後の最後まで微調整をしてようやく完成しました。
京都は北の丹波で作っているのですが、すべて手作業で作っているため、数多くは作れない骨壷となっています。
大きな”ミニ”骨壷
骨壷の中ではミニの部類ですが、ミニ骨壷の中では大きな骨壷です。内径は、約6.2cmと、大きく、形を残している喉仏でも、余裕を持って納骨することができます。
そのままではなく納骨袋と
ミニ骨壷にそのままお骨を入れるのではなく、白くきれいな正絹製の納骨袋をご用意しています。もちろんのど仏の大きさ+納骨袋の大きさを考えた作りになっていますのでご安心ください。
喉仏のサイズを基準に
手元供養をする方で、喉仏を入れたいという方も少なくありません。ミニ骨壷の中に納骨する、お骨の種類には決まりはなく、どこの部分でもいいですし、形を残さず、粉骨したお骨を入れたいという方も多くいらっしゃいます。
ただ、やはり、喉仏という仏の形に見えるお骨に、神秘的な気持ちを抱く気持ちはわかります。(“仏”様ですが、”神”秘的・・・)
できればそのまま形を残しておきたい、大切にしたいと思う気持ちを叶えられるそんなミニ骨壷です。多くの手元供養品が世の中にはあれど、喉仏を基準に作られたミニ骨壷は、そう多くありません。
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