手元供養とお線香 -手元供養のことなら京都博國屋
ご自宅で手元供養をされている皆様は、それぞれに想いを込めてお参りされています。朝の挨拶で一日が始まり、夜、静かに亡き人を偲ぶ方もいらっしゃいます。そういう時に「癒やし」の力を発揮するお線香。今回は手元供養とお線香についてお話します。
お線香を焚く
お線香は仏事などに用いられるものです。江戸時代、中国よりお線香の製造方法が伝わり、現在の棒状の形になったと云われています。手元供養にお線香を焚くことには自身を清め、香りや煙を通じて仏様と繋がるという意味合いがあります。又、仏様の食事に当たるものとも云われています。毎日、手元供養にお線香を焚くことで部屋の中もしくは家中にお線香の香りが残るようになります。このように物に香りが移るように、毎日の積み重ねの行為がその人を創るという教えを「薫習」といいます。手元供養に毎日お線香を焚くという行為で、知らず知らずのうちに自身も成熟しているのかもしれません。
お香とお線香の違い
お香は香りを楽しむもので、お線香は仏事などに使われるものとされていますが、お香を手元供養にお供えしても、お線香の香りをアロマ代わりに楽しんでも自由です。
お線香の消し方
手元供養している仏様の前で息を吹きかけるのは不作法とされています。手で扇いだり、お線香を折って消すようにして下さい。