ミニ骨壷のなごみの特徴 -手元供養のことなら京都博國屋
ミニ骨壷なごみの特徴をご紹介
博國屋の手元供養品の中でも古株「ミニ骨壷なごみ」はシンプルな見た目ですが、色々なこだわりを持ったミニ骨壷です。
今は様々なミニ骨壷が世に出てきて、たくさんの中から選ぶことができますが、どうせなら凝ったものがいい、大切な故人のお骨を納めるからこだわりたいという方も少なくありません。
というわけで、今回は、この「なごみ」をピックアップしてご紹介させて頂きます。
真鍮製
「なごみ」の素材は真鍮(しんちゅう)です。よくアクセサリーの金具に使われていたりする合金です。深みのある金色で、経年変化と共に、アンティークのような色合いになるのも特徴です。
日常で一番馴染みが深いモノであれば「5円玉」でしょう。やってはいけないことですが、5円玉に力をぐっといれても曲げるのは大変だと思います。テコなり、機械を使うなりすると曲がってしまいますが・・・あの薄さでも丈夫なのはわかると思います。
この「なごみ」では分厚い所では4mmの厚さの真鍮となっていますので、ちょっとやそっとじゃ、曲がったり壊れたりすることはありません。
「なごみ」の最大の特徴は、ミニ骨壷ではトップクラスのタフさです。
その昔、お客様から、骨壷を倒してしまい、中のお骨がこぼれてしまったというご相談を受けました。そこから生み出されたのが「割れないこぼれない骨壷」の「なごみ」です。ネジ式のフタ
「なごみ」の形状はフタと本体に分かれる、円柱型の容器です。容器としては普通ですが、骨壷としてはかなりの安全設計です。従来の白磁器の骨壷は、本体にフタをかぶせるだけの簡単なつくりのため、フタを持って持ち上げるだけで開きます。
そのため倒れるとフタが開き中がこぼれる恐れがあります。そのため簡易ですが、納骨された骨壷はフタと本体がテープで止めてあります。
安置しているだけならそれで充分かもしれませんが、地震や、また予期せぬ所で骨壷が倒れてしまわないとも限りません。手元供養なら尚更手に持って故人を偲ぶこともあります。そんな時に安全なのが、このねじ式のフタです。
中に水を入れて逆さまにしてもこぼれない精度で作られており、万が一倒れても大切なご遺骨がこぼれることはありません。
宣徳漆(せんとくうるし)
聞きなれない言葉だと思いますが、要は漆塗です。「真鍮に漆?そんなことはできるのか?」と思うかもしれませんが、できるのです。しかも真鍮の金色が薄っすらと見えるぐらいの塗りという職人技です。
筆ではなく、文字通り手で塗っているので処々に濃淡が出ています。仕上げに「いぼた蝋」で蝋引きしているので艶のある風合いになっています。この「いぼた蝋」は高級蝋燭にも使われる蠟です。口頭で言うと皆さん「イボ太郎?」と勘違いされます笑
蝋なので、このミニ骨壷を触れば触る程体温で蝋が滑らかになり全体に馴染ませることになり、艶が増します。まさに手元供養に相応しい仕上げとなっています。
というわけで、ミニ骨壷の「なごみ」の素材から、ディティール、色、仕上げの特徴をご紹介させて頂きました。もっと細かく言えば、角の形状や、重さなどもご紹介したかったのですが、そこまで行くと、ミニ骨壷マニアみたいな記事になりそうなので、ここまでにします。
もしこのように、素材から手元供養品をミニ骨壷を選びたい方の参考になればと思います。皆様にとって、良いミニ骨壷と出会えることをお祈り申し上げます。